禁酒令その2

私の所属する「医大通り商店会」でも波紋が広がる。
会員から
「どうするんですか?」
「時短要請でなく休業要請って、ランチも休まなきゃいけないんですか?」
「補償はどうなってるんですか?」
「今回の(禁酒)処置、大き過ぎますよ。お店を閉めろと同義語ですよ。」
動揺が走り、反発もあり、虚脱感があり、・・・・・。

わかる。その気持ち実によく分かる。
知人の議員に電話を入れ詳細を聞いた。
「いや、申し訳ありません。ホント申し訳ありません。今回の知事の決断に関しては今はそれしか言えません。」
小池都知事のスタンドプレーに対して、自民系列のこの議員の苦々しい顔が、電話を通して見えてくる。その上で
「お酒は提供しません、という文言を入れてランチ営業してください。それでOKです。夜もアルコール類提供しない旨を告知していれば営業はかまいません。」
との返事。

会員に電話でもSNSでも伝えた。
最低限の営業できることがわかり、一様にホッとしている。
ホッとした表情を見るにつけ、みんな歯を食いしばり頑張ってきていたことを感じる。
小池都知事、この辺の機微は理解できないな、きっと。
水に落ち溺れている犬を棒の先でつついてさらに沈めようとしているようなもんだよ。

もう一つ。「消灯令」
8時以降の、街灯以外のネオンや看板の消灯。
他に考えることないの。こういうことを言う小池都知事に換言する人いないの?
裸の王様になってない?
関西3県に対して関東は東京都だけ。関東4県(都、神奈川、埼玉、千葉)で足並み揃えるんじゃなかったの?
賢しい顔していると思っている百合ちゃん、都民は賢いでなく「小賢しい」と思ってるよ。
私は百合ちゃんに「休業要請」したい。この人が休めば都民はきっと安心する。

ポスターを二つ作った。
「緊急事態宣言につきアルコール類は提供できません。」
の文言を大きく、そしてその脇に小さく
「酒類は置いてありますが、販売しておりません。勝手に飲まれる場合は罰金を申し受けます。罰金は店舗で徴収します。」
もう一つのポスターには
「販売するお酒類はありません。が、茶湯、白湯、般若湯はあります。」
と書いた。

大手ホテル系のレストランがアルコール提供はナシとするかわりに、ルームサービスでのアルコール種類は充実させるそうだ。
ホテル側が、部屋飲みは大丈夫という判断を示したのだ。
だとすれば、レストラン側だって席を個室として区切り、グレーゾーン解釈の元・・・・・・・。

こんな「小賢しい」ことをついつい考えてしまう。
そのくらい今回の「禁酒令」「消灯令」はインパクトが大きかった。
いっそまとめて「戒厳令」とでもしておけば。コロナとの戦争中でもあるし。