2021年 1月 の投稿一覧

非常事態宣言1週間

日を追うごとにランチ数が減少しているような気がする。
宣言後、7日~9日は8時終了。
10日定休日。11日成人の日は、お昼(通常ランチはお休み)からぶっ通しで8時まで。
12日からランチのみ営業に切り替えて今日まで。

いつもはこの医大通りとは比較にならないくらい人通りの多い三丁目も街が暗い。ましてや医大通りのこの町はもっと寂しい。
灯り煌々の、目の前の博多ラーメン店、夜8時まで営業しているのだが、夕方以降の客数はなんと10名。
妙に人なつっこいラーメン店の親父が寄って来て、
「話しになんないすよ!やばいっすよ!」

歓ファンの社員には一週間単位で営業時間を決めると伝えたが、この調子では来週も昼だけ営業になりそう。
そのお昼も、平日でいつもの半分以下。

来週分の弁当容器が足りなくて、業者に発注したが、箱は製造元から直送とのこと。その製造元が新潟なのだそうだ。北陸は豪雪に襲われ、工場前の除雪がままならず、準備は整っていても除雪車が来るまで配送が無理との電話。

同じ形の弁当容器を買い出しに浅草の合羽橋に行った。
新宿を出たのはなんとランチタイム12時半。
それだけヒマなのだ。

このコロナいつかは収まると思うが、その時にバリバリ働けるモチベーション保てるかな?
コロナ禍が長引くほど、
(何をやっても駄目だぁ・・・)
という投げやりな気持ちが芽生えてくるのを防げない。

朝、日本政策金融公庫から電話があった。数日前に送った融資書類の審査結果だった。減額されたが申請は通った。これで命は半年延びた。

半年の間に打てる手は何だ?
人事を尽くして天命を待つべし!待つべし!待つべし!

築地田村の三代目

築地料亭「田村」の三代目が亡くなった。
コロナとは関係なく心筋梗塞だったとか。

自由が丘に料理教室「ラパン」というのがあった。
ご縁の最初は、薬膳教室がここで開かれ、その生徒として私も受講してからだ。
新宿で中華料理を営んでいる、薬膳料理分野を拓きたい、という話しをこの教室の校長先生と話した。
女性校長は私と同い年だった。この校長先生、美味いもの好きが講じて料理教室を始めたという経歴。
校長先生はそのうちに新宿のお店にも食べに来るようになり、歓ファンの料理を認めてくれるようになった。
時間を経てほどなく歓ファンの調理長がこの教室の中華部門の講師になる。

料理教室はビルの上階の眺めの良いところにあった。
校長が女性というのを如実に語ったのが、この教室のトイレだ。「ベルばら」を思わせるようなキラキラする飾り付けをしてあって、男の私が用を足すのを非常にためらわせた。
広々としたベランダは小さな庭のように色とりどりの花を植えていた。
飾り付けた花も、教室で使っていた皿も、
(きっといろいろなところで食べてきたのだろうな、(料理に対する)お金もきっとたくさん使ったな)
と、想像させた。


料理教室の講師は日本料理、フレンチ、日本そば、お菓子など様々な分野の先生がいらっしゃった 。その道にそれなりのこだわりを出し、料理に哲学を持っている方たちだった。調理人と言うより「料理家」の色合いが強い。
逆に、歓の調理長がこのなかで、うまくやっていけるだろうか、と心配になってくるくらいに。

話しが長くなった。
その和食を推していたのが田村隆、築地田村の三代目だった。
NHKの料理教室にも頻繁に出演していた先生だ。
私のお店にも来てくれた。
料理教室の校長が主催する会が築地田村であり、私も数度参加させていただいた。
田村の玄関をくぐり、その席で楽しんでいる私の元へわざわざご挨拶に来ていただいた。校長先生の顔を立てていたのもあったのだろうが、あれだけ有名にもかかわらず腰も低い方だった。

食事会では田村を代表して、講師の一人として、集いし皆さんの前でご挨拶されるのだが、テレビ出演なので培われたのか、話しが面白い。内容も面白いのだが、話術も、聞くものをドンドン引き込んでいく。
私よりも確三歳ほど下なのだが、
(かなわない!)
と思わせるくらい、顔の表情を巧みに変化させながら、手振り身振り。

校長と私の共通の知人がママ(経営者)がやっているオカマのショーパブが新宿店の近くにある。
そこにも田村の親父さんと校長と遊びに行った。
ここでも、田村先生はオカマたちの視線を釘付けにする。
オカマたち、化け物のかっこをしているが、ある意味、人物を見抜くのも早い。
浅いお客は、簡単に見抜くし、見抜かれた後はあしらわれるのも早い。
店に入って十分も経たないうちに、田村先生は人物眼が肥えているオカマの視線を掴む。
他のテーブルに座っているオカマも羨望で田村先生を見ている。
それが分かるくらいに、来て間もないお店の中心に田村先生がいた。

(この人にはかなわない)
と素直に思わせる人徳がこの田村先生にはある。

惜しい人を亡くした、と率直に感じる。
もっと話をしたかったと悔やむ。
この縁をつないでくれた料理教室と校長先生に感謝しながら。

ランチ3個の衝撃

土曜日ランチは、だいたいヒマだ。
お店は新宿のハズレ(6丁目)にあるが、それでも新宿だけあって会社はそこそこある。40席でコロナ前はだいたい60~70個のランチが出ていた。
忙しいときは100を超える。ヒマでも50個を切るのはまずなかった。
その近隣にある会社がお休みの土日は、ガクンとランチ数も落ちる。
20~30個程度。

コロナの緊急事態宣言発令後、初めての土曜日。
今日は私はチマキの配達でTBSの緑山スタジオ(横浜市)まで行く。横浜到着時間が11時でランチタイムと重なる。往復3時間かかる場所だ。お店は従業員に任せていた。

お店に帰って伝票を確認すると、なんとランチ客数3名!
(えっ、ホント!)

昨日から緊急事態宣言が出され、飲食店は営業時間短縮だ。
歓ファンは7日から
11時~14時30分までランチ。
16時30分にお店を開けて、19時ラストオーダー、20時閉店。
連休明け12日からは、ランチのみ営業。
夕方からは閉店。
厨房に仕入れを控えるように伝えた。
勤務時間短縮でも給与はなるべく生活に影響しない額を出すつもりだ。
それでも閉店した方が、仕入れも少なくてする。光熱費も下げられる。

緊急事態の目安である2月6日まで売上が減るのは覚悟したのだが、それでもランチ3個と言う数値は衝撃だった。

チマキ配達は、少しでも経費を浮かせるために高速道路は使わずに行った。
国道246。車窓から雲一つない青空が続く。
ラジオは日本海側の大雪のニュースが渋滞情報の合間を縫って流れる。

雪もコロナも関係ないように青空は、車と追いかけっこし、往復三時間の行程をずっとつけてきた。


ランチタイムの憂鬱

いつもの半分以下。ランチの来客数のことだ。
ため息が出る。

いつも焼きそばを食べに来る女性のお客様、食事を終えてレジに。
「会社から外に出るなって言われているんです。」
「だから出にくくて・・・」
それでも来てくれるお客様に感謝なのだが、ありがとう以外の返す言葉が見つからない。本当なら
「また来てください。」
と言いたいのだが。
一呼吸置いて
「ありがとうございます。」
と伝える。彼女が出て行ってから、またため息がついて出る。

伊勢丹勤務の男性社員が一人でランチ。
この方も
「二人以上で食事に行くな、って上司が直接言いに来るんです。」
「だからスミマセン、なかなか来られなくて。」
そういうなか、わざわざ食事に来られる。感謝以外の何物でもないのだが、
また、ため息が出る。

ゴールデン街で一人きり盛りするママさん、テイクアウトで焼きそばのご注文。
「お店、1ヶ月休みます。」
「給付金の申請準備にかかります。」
と言う。
ゴールデン街の店舗はどこも非常に小さい。
10坪未満で一人で切り盛りできる店舗ばかりだ。
時短営業協力金、1日6万円出れば一ヶ月で180万円が支給される勘定だ。

いっぽう社員を三名使う私のお店も180万円(推定)。
夜八時までだと、夜のお客様はまず来ない。
ましてこれだけ飲食店がターゲットにされれば、間違いなく客足は遠のく。
正直休みたい。光熱費も人件費も安くて済む。

仮に休んだとしても、一日じゅう、そして一ヶ月間、家の中に籠もっていられるか、というとそれも難しい。

仕事も地獄、休むも地獄。
考えるだに、またため息が出てくる。


緊急事態宣言

とうとう緊急事態宣言出ちゃったね。
とうとう2,000人超え。
年末からの流れで、ある程度必然かな、時間の問題かなと覚悟してたけど。

飲食店は夜8時まで。
お酒は7時までとなっているので、ラストオーダー7時、閉店8時と解する。
さてさて歓はどうしましょうかね。
もちろん時短営業は守りますが、夜8時まで営業したとしても来客はほぼ求めきれない。
ランチだって、昨日今日はコロナ前の1/3程度。

本音は休みたい。少なくとも夜は休みたい。
その分の光熱費と人件費はかからない。
でもね、休ませる社員の生活を考えるとね、休めさせられないよね。
もうひとつ、仕事をしないときの虚しさは耐えがたいね。
それは私だけでなく、社員だってそうだよね。
まして、緊急事態でどこにも出かけられないし、行くにもどの店も同様に閉まっている。

部屋でジーッとしている。
無理だよ。特に若い人たちは無理だよ。
今の老いた自分だって外を歩きたい。
友と会いたい。

若かったら、もっと奔放に歩き・・・いや走り回っていると思う。
だからで歩き回る若い人たちを責められないし責める気もない。
目に見えないコロナに、ここまで怯えきって、ただただひたすら恐れおののき、嵐の過ぎるのを待つ・・・・。

何かがおかしいと思う。
これまでに流行った、たとえばペストとか、コレラだとか、エボラだとか。
過去の人たちはどう対処してきたのだろうか。
恐れおののいて、逃げ回って、感染や罹患、恐怖から逃げられたのだろうか。
無常観。あきらめという境地が必要なのでは。
いずれ、遅かれ早かれ、人は亡くなる。逃げようのない生者必滅の理なのだと思う。

人智ではどうしようない災禍に、必要以上に慄いているような気がする。
テレビをはじめとするメディアが賢(さか)しい顔をして、人を煽りまくり、恐怖に突き落とす。人々の死に対する怖さをブーストさせている。
メディア、無責任過ぎる。

コロナ新年

明けましておめでとうございます。

コロナに振り回された旧年でしたが、今年も正月から元気いっぱい突っ走っています。コロナがこれだけ元気だと人の力じゃとてもじゃなく抑えきれません。
ここまで来ると、怒り、悲しみ、苦しさ、驚きなど、人の様々な思いを通り超えて、
「もう、どうにでもしろ!」
と開き直るしかやりようがありません。
人の力で抑えきれると思うから、人によってはコロナを抑えきれない政府を非難します。
非難する方々、あなたたちはコロナを抑えきれるのですか?
抑えきれると思うのであれば、その解決方法も提示してください。
メディア、無責任すぎます。
煽るだけ煽って、人を不安視させ、自分たちは高みの立場で、かつ、困っている人の代弁者という形で発言されています。

こういうことを続けていると、YouTubeなどの新興メディアに取って代わられるも時間の問題と思えます。
スポンサー離れもドンドン進んで行くでしょう。
私もテレビを見る時間よりもスマホやパソコンを見る時間の方が圧倒的に多くなりました。

明後日1月7日から営業時間短縮要請で営業が夜8時までになりそうです。
今、関連ニュースを調べても、いつからなのか、いつまでなのか、罰則がつくのか、酒類を扱う飲食店とそうでない飲食店の線引きなど、いろいろと曖昧です
どちらにしても、どうにもならない。
この客足だと、営業はランチだけで十分です。
が、それだと社員の給料を出し切れない。社員の生活を維持するだけの金額に達しない。
ここに経営者の苦悩があります。


賀詞を述べるつもりでしたが、愚痴になってしまいました。反省。
経営者はいつだって前向きでなきゃいけない。反省。
人だってお金だって明るいところへ集まってくる。