検査入院4(病院食)

 

9日間の検査入院とあいなって、今日で5日目中日。
一般的にこの検査入院は1泊2日のプログラムだ。私が糖尿を煩い、それにともなうカテーテル手術があったため毎日の服用薬に血液サラサラ薬「コンプラビン」がある。この効果をなくすために1週間追加の合計9日間の入院と相成った。コンプラビンを止める替わりに「ヘパリン」なる点滴薬を1週間身体に投入する。
 
入院中は常に点滴薬を備えたつけたポールを引っ張っていくことになる。トイレも売店に行く時も同階にあるロビーに行く時も。
結果外出が不可能。運動も現実出来ない。寝るしかないのだ。
入院している病院も、勤務先や自宅のある新宿からは少々遠い。20年以上昔からおつきあいしている主治医の勤務する病院だからなのだが。
 
合計9日間の入院生活を余儀なくさせらているが、当然毎日食事が出る。朝昼晩。提供時間はそれぞれ8時、12時、18時。
メニュー。
炭水化物が実に多い。ご飯、パスタ、パンといった主食はともかく、甘さの加わったヨーグルト、フルーツ、芋やジャガイモ。
普段糖質制限を心がけている手前としては、全部を食べられない。食べなかった。しかし当然それだけでは足りない。売店に足が向く。
この売店。ここも炭水化物の宝庫だ。デイリーヤマザキが管理している売店のようで、当然ながら菓子パン、普通に弁当やインスタントラーメンなどなど。炭水化物以外のものを探す・・・・・・ない!ない!ない!
かろうじて見つけたのがロッテの砂糖ゼロ糖類ゼロのチョコレートだけ。極めつけはレジ横にある、ケーキとアイスクリームのショーケース。
糖尿病患者がここに来ると、一時的にも数値は悪くなるのではと心配になってくる。
 
病院食は毎回毎回いろいろと工夫をされているようだ。私が思いっきり残すと、
「不味かったですか?」
と心配そうな顔でのぞき込んでくる。
残すのはたいていお昼ご飯。だって8時に朝食が出て12時まで何もやることなくて寝ているだけでお腹が空くわけがない。実際このブログを綴っている13時過ぎにあってもお腹はパンパンしている。
まじで(入院して太るんじゃないのか?)と心配になってくる。
 
今回の入院を知っている知人には
「検査入院だから見舞いには来るな!」
と念を押している。
これまで見舞いに来たのは、長男夫婦、次男夫婦と孫、そして家内が2回。
家族たちには、見舞い品は
「肉だ。肉を持ってこい。タンパク質が欲しい!」
品物も指定した。セブンイレブンの「揚げ鶏、唐揚げ棒」、ファミマの「スパイシーチキン、チーズチキン、つくね」
 
前述したように点滴のポールを持っていると外出が出来ないのだ。運動も出来ないのだ。自分で買い出しが出来ない。出される食事は炭水化物多々。売店は炭水化物の展示場。入院は9日間と長丁場。手術するのは退院予定の1日前。それまでは至って健康な状態なのに、炭水化物漬けで運動無しという、フォアグラを作るためのアヒル状態になっている。
 
病院は悪くない。栄養士も指示に従って作っているだけだ。病院食の1食あたりの予算は300円~350円。この予算では炭水化物中心にならざるを得ない。この予算の中でいろいろと工夫されているのは、出される食事を見ればわかる。
あらためて厚労省の推奨する栄養バランスを見直して欲しいと思う。タンパク質20%、脂質20%,炭水化物60%を、せめてオール3割ずつにして欲しいと思う。
医療費の削減を叫ぶくらいだったら、まずこの栄養バランスを見直して欲しい。これがないと病院食は変わらない。一時的に入院の際の食費(病院の経費)はかさむかも知れないが
 
膨満感たっぷりの胃袋に、開いた口に次々と餌を突っ込まれるアヒルの悲哀がわかりかけてきた。

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