東京都や新宿区から新たな通知が来る。
感染拡大防止のための助成金の案内だ。
都や区の助成内容が似たものになっているため、なんだか矢継ぎ早の施策を送られてくるように感じる。今回の助成金の強調点は、消耗品に対する助成金だ。
「5万円までOK」との内容だが、読んだ感想は、どうにもチープに感じてしまう。
コロナはピークは過ぎていると感じる。収束状況に入っていると感じる。
この時点で、消毒や感染防止などの抑制防止策を打ち出しているのが、とてもチープに感じる。
「打つ手が遅い。」
この一言に尽きる。
今やらなければならないことは、自粛で冷え込んだ消費の持ち直しと、自粛に疲れた人たちにワクワク感を与えることだ。
絶対にそうだ。
コロナの勢いが弱まってきており、そして自粛疲れが、お店側にもお客様側にも、明らかに見える。
そして何より感染防止のための消毒液なり、マスクなりは相応に出回っている。不足なら、近所の薬局に行けば良い。たくさんは必要ないはずだから金銭負担も少額で済む。一時の高額販売もなくなっている。
わざわざ施政をして出す意味がないのだ。
ズレていると思う。
役所の感覚のことだ。
庶民の感覚を拾えない。有り体に言えば「鈍感」
庶民を見ないで仕事をしている。需要を考えないで供給している。
飲食店に例えると、お腹のすいてないお客様に食事を勧める、あるいはエビの嫌いな人におすすめの天丼を売りつけるようなものだ。
お客様の顔を見ないで商売しているのだ。
お店だったら、お客様を見ない商売を続ければ、まず半年も持たない。
つくづくお気楽な商売だと思う、お役所仕事。
もちろん中で働いている人は一生懸命だ。その一生懸命は作業をこなすことだけに費やしている。
需要を見ないで一生懸命供給していると、どうしても見えてしまう。
折しも雨が、強い雨がたたきつけるように降ってきた。
ランチ、12時7分現在で4名様。そして雨・・・。
はぁ・・・・。今日も駄目だ、こりゃ。
徒労感がのしかかる。
外の雨を見ながら。役所仕事と、ついつい比較している自分がいる。
リスクの少ない仕事だ。