飛鳥山公園

時間のあるときは夫婦でよく散歩する。
けっこう歩く。5~10キロ程度。日によっては15キロほどになる。
うららかな日曜日、この日は都電荒川線に乗って飛鳥山公園に行く。
自宅から明治通り沿いに北上。高戸警察署を過ぎて新目白通りを右折。
荒川線の二番目の駅「面影橋」から都電に揺られる。
都電は家内が一度乗ってみたいと入ったからだ。

早稲田から目白鬼子母神、池袋、大塚の住宅街を抜け、巣鴨とげぬき地蔵商店会を抜け、王子駅の手前「飛鳥山公園」で下車。
飛鳥山公園には今度のNHK大河ドラマの主人公である渋沢栄一の 「渋沢栄一博物館」 「紙の博物館」を含め博物館が三つほどある。

先週登った箱根山と変わらないくらい、丘だか土手だか不明な小高い山だ。なだらかな丘、ところどころ修繕のための柵がかかり、人工池や小滝を模したものは水が抜けていた。
広々とした緑地には、緊急事態宣言下とは思えないくらい子連れ家族が来ている。近隣から来たと思えて、子供用の椅子装備の自転車が所狭しと芝生の宴席に添って並ぶ。
芝生の中は二人程度が入るようなテントがおよそ20個が各々設置してあり、芝生に寝そべっている家族連れや恋人同士を縫って子供たちが走り回る。

博物館の中に入る。公園の中とは別世界のように静かなのだが、無駄に職員が多く、そしてやたら検温や消毒を奨める。
どちらにしても、落ち着いて散策という雰囲気でなく、小一時間ほどいて程なく退散。

歩いて巣鴨の商店会に向かうつもりが、道を見失い、気がつけば尾久。
携帯の地図をみて軌道修正を図るが、高崎線や埼京線、電車の引き込み線などが重なり山手線の内側に行くにはかなり遠回りせざるを得ない。
回り回って、気がつけば元の飛鳥山。
家内からかなりの嫌みを言われる。

再び都電に乗り込み「庚申塚」へ。庚申塚から巣鴨の商店会を抜けJR巣鴨駅。
新宿への帰路へつく。
歩数計は2万歩を指していた。

思えば遠くへ来たもんだ♪