ワクチン接種が始まったとニュースで流れる。
基礎疾患があり68歳の私の所へはまだ通知が届かない。
ワクチンはあまり興味はない。打っても打たなくてもかまわないと思っている。
が、周りの心配や忖度を考えるとたぶん打つだろう。
しかし他にワクチンを急ぐ人があれば、
「どうぞ先に打ってください。」
というスタンスだ。
医療従事者はもちろんのこと、「バカ者(若者)」と揶揄される若い人たちに
「どうぞ。」
私だって「バカ者」と呼ばれた長い時期が合った。今だってけっこうバカ者だけど。
怒られることを覚悟で言えば、68歳という年齢は高齢者だ。
年寄りの仕事は先に死ぬことだと思っている。必要以上に長生きしなくてもいいかな・・とも思う。
やるべくことはほとんどやった、という、少なくともこれまでの生き方で後悔はない。
(ホントにそうか? 自分を無理に納得させてないか? 苦しさに逃げてないか?)
と何度も何度も自分に問い返す。
寿命があり、その寿命がいつになるのか私も誰もがわからない。
無理に寿命を縮めるつもりもないが、さりとて長らえなくてもいい。
だから今生きていることを、余生がどのくらいかわからないが、自分らしさがあって、自分らしく生きたい、・・・・。
そんなところかしら。
ほとんど自分が思うままに生きてきたから、それはいい。
主に飲食の世界でやってきて、そのなかで学んだこと経験したことを少しでも若い人たちに伝えられたら、と思う。伝えられるようなたいしたものは無いのだけれど。
年を取ると言うことは、身体にも変調を来し(老化)、身体から溢れるように湧き出てきてたパワーも限度が見えてきた。パワー配分を考える様になってきた。
たぶん
「死ぬ準備を少しずつ始めなさい。」
という啓示かと受け止めている。
上記のワクチン接種に対する私の考えの根幹だ。
ネガティブに聞こえるかも知れないが、私はいたって淡々としている。
こうやって自問しながら、これから先の生き方に対して、自分の気持ちを整理している。