厨房から久しぶりに「オススメ」の新メニューが出てきた。
昨日5時から、その新料理の撮影をした。
撮った料理の画像で、あらためてメニューを作る。
メニューはリーズナブルなものが12品、一品料理が7品あった。
予約もない店内の、円卓に料理が所狭しと並ぶ。
ロッカーの引き出しにしまっておいたカメラを出す。
撮影予定はあらかじめ聞いていたので、バッテリーは充電していた。
カメラはオリンパスペン。
10万円とか20万円とかする高級なカメラではないのだが、一般機種としては決して見劣りするカメラではない。私はむしろ名器だと思っている。価格、操作の易さ、その割に機能は高い氏、プリントした時の自然の色合い。名器だ。
久しぶりだったので、カメラの機能をいろいろと試しながら撮影した。
(あれ?)
熟知していたはずのカメラの機能だったのに、なんで確かめながら撮影しているのだろう。そしてあらためて気がついた。
カメラを久しく使ってないのだ。
使ってない理由。旅行していないからだ。山に行ってないからだ。
旅にカメラは必須だった。スマホのカメラもあるが、他の用途でバッテリーは駆使する。通話のバッテリーを考えると頻繁には使用できない。
思い返すと旅行らしい旅行は、後楽園店を閉鎖した後、ご苦労さんを兼ねて家内と鬼怒川へ行った時以来だ。確か3月。一年半近く遠出をしてないことになる。
山と輪行(自転車ツーリング)は前立腺摘除の手術をしてから、さらにコロナで家内の実家でもある山形へも行けなかった。普通でなかった一年半の年月を思う。そしてカメラがそれをあらためて思い出させてくれた。