11月になってもお客さんの戻りは鈍い。
アクセルを思いっきり踏んでも、つんのめる様なブレーキがかかる。
アルコールが解禁になってお客様は増えた。
待ちかねた様に嬉々とした表情でお客様が歓ファンのドアを開けてくる。
私もお客様も、久しぶりに会えた喜びを抑えきれない。
しかし、お客様の絶対数が少ないのだ。
そりゃそうだ。会社がまだ用心している。
今日は予約はなかったが、それでも3名、3名、2名、1名と来店された。
そのお客様も21時10分の今、すべて帰られた。
コロナの影響がまだ残っていて、すぐに回復しないのは分かる。
だからこれ以降のお客様はまったく期待できない。
コロナ前の閉店は、ラストオーダーが22時。閉店が22時30分だった。
お客様の来ない、これからの1時間~2時間弱。
心の中で通常通り営業するか、はたまた早く閉めるか、迷う。
以前はお客様が
「この店は10時までは確実に営業している・・・」
とほろ酔い気分で、締めのラーメンを召し上がりに寄ってくれた。
それが期待できない。
99%に近い数値で来店がないことがわかるのに、お店を閉め切れない。
コロナ前のモチベーションを思い出すのに、あるいは保つのにかなりの努力がいる。
やるせない思いの営業がしばらく続くんだろうな・・・。
どれ、歓ファンより閑なお店に呑みに行くとするか!