暑さなかなか収まらず、今週末は秋分の日を迎える。
暑さも収まらないが、お客様もなかなか戻ってこない。
厳しい日々が続く。
お節をどうしようか迷っている。
現状で、現状スタッフでお節を作るのは厳しいと感じている。
そろそろお節の案内も発送する時期になっているのだが、文面はおろかメニューすら決まってない。
従来の二段重と一段重の二種類を作るのにメニュー数は40品が必要と考えている。その40品から30品前後に絞っていく。昨年までは32品目だった。
結果がどうなるかに関わらず、メニューは少しずつ増やしていた。現状でほぼ半分の18品目。メニューそのものを決定する時間はまだある。
依頼されてお断りできないだろうお客様はけっこういらっしゃる。
一段重だけに絞ってご案内を差し上げようかと、現状で考えている。
10月29日(日)、歓の前を通っている医大通りを交通規制し商店会主催の「医大通り音楽フェスティバル」を行う。
この準備も粛々と進めている。今年は副会長の一人が会社移転のために脱会した。有能な副会長だった。
代わっての新副会長も決めた。やる気満々の新副会長だ。商店会の後継者としても有望な若者だ。が、しかし副会長に就任しまだ数ヶ月しか経てない。経験不足なのだ。彼自身は企画会社の経験もありアイデアもあり、それをこなすだけのパワーもありと楽しみな存在なのだが、一人でこなすイベント規模ではない。会員の協力が必要なのだが、彼の存在が会員間で認知されるにはもう少し時間が必要だ。で、私も限られた時間で商店会の活動に精を出さざるを得ない。
これがお節の準備にブレーキをかける。
お客様の戻りがまだまだのなか経営的にやはり厳しさが続く。
先週の日曜日、今日、そして来週の日曜日(24日)と三週連続日曜日にお店を使った撮影が入った。
日本人と中国人が混じった撮影スタッフ、中国映画だそうだ。1960年代に日本へ留学した中国人が中華料理店を開店するサクセスストーリーらしい。
他の中華料理店での撮影が決まっていたのだが、そのお店が約束した撮影日に予約を入れてしまったそうな。撮影は同じ場所で行う必要があり、撮影メンバーの一人がその昔、歓で宴会をしたことがあり、それを思い出し、私の所に打診に来た。
場所を提供することでいくらかのお金がはいる。売上の伸び悩む中、この場所提供代金はけっこう助かる。
初回分の料金を妻に渡したところ、
「苦しくなったら何らかの助けが来るね・・・」
ボソッと言う。
そうか、まだ”助け”が来るのか。彼女はそう思っているのか。
撮影日の今日、朝6時半ころからお店で待機。撮影スタッフたちは7時前からそろい始めた。俳優たちをはじめスタッフたちは、(金銭的に)恵まれた職場とは言い難いのだろうが、「一つの夢」を作るのにみな夢中でとりかかっている。
若さゆえに続けられるのだろう。
このお店にも夢があった。
もういっかい夢を作ってみたいな、と思う。
もういっかい夢を作れるかな、とも思う。
70歳が近づいてきた。