2024年 10月 の投稿一覧

ちまき注文

今日もヒマ。なので、ゆっくり用をたそうとトイレに隠る。
トイレに鎮座する。佳境になった頃合い、ポケットにあった携帯が突然ブルルルと震えた。
携帯の画面は鶴瓶師匠・・・
あちゃ、何て時に電話が来るんだ!
どこぞかへチマキを持って行けと言う用事に決まっている。ここじゃメモるものがない。
「ちょっと、ちょっと、師匠、待ってください。」
◆▲?※!○■◎
あわててトイレを出る。そこにはホールのおばちゃんが、何事かと、私の顔を見ている。
が、そんな場合じゃない!
メモる紙とボールペンを探した。
「はい、師匠、準備ができました。(配達は)どこでしょうか?」
「あんさん、トイレ入ってたな!」
「うんち、しはってたな?」
「あ、いや、そうです、いや、もう大丈夫です、はい、どちらでしょ?」
「いや、今日は止めときまひょか。」
「えっ?」
「いや、師匠、もう大丈夫です。」
「何が大丈夫なん?」
師匠はあきらかに電話口でからかっている。

携帯はオンフック(声がスピーカーから流れている状態)にしてある。
師匠の声と私の対応する声が、ホールの女性にダダ漏れ。
ヒッ、ヒッ、ヒッ、と二人の対応を聞いて、笑ってやがる。
まだベルトを締め切ってない私を指さし、笑ってやがる。
「師匠、もう勘弁してください。どこに送ればいいですか?」
やっと要件に入る。
チマキは冷たいままで、京都の南座に送ってくれと。
相手は息子の駿河太郎さん。
「わても見に行くんやから、大丈夫でんな?」
「ありがとうございます。」




マリオカート

歓のすぐ近くにマリオカートの基地ができた。
”マリオ”という名前は商標登録されているため使えないそうだが、正式名称を私は知らないために”マリオカート”の名称をここでは使う。
医大通り沿い、明治通りから入ってすぐの所にできた。基地の前の道路「医大通り」は両通行のため右でも左でも行ける。歓から100mも離れていない。そのためにお店の前でもマリオカートが走る様をよく目にする。
歩行人や町内の方と目が合えば、ほぼ間違いなく運転手はハンドルから片手を離し上に振り上げて、うれしそうに手を振る。
が、目が合った歩行する方は、ほぼ無視という風景になる。

私も違和感を感じる。少なくとも歓迎はしてない。理由をあれこれ考えた。
邪魔なのだ。
楽しんでいるのを反対するわけじゃないのだが、遊びは遊べるところでやってくれ、と言うのが本音。
彼らが走っているほとんどが公道だ。仕事や生活で使っている道路だ。その仕事や生活に、特に急ぐ用事があるときにマリオカートと出会うとイラッとする。

データがあるのか知らないが、運転している方たちは、おそらくほとんどが外人だと思う。普通の日本人には、心からマリオカートを楽しむには少し違和感が抱く方が多いと思う。

そう思っているさなか、ドアの向こうから
「ヤッホー!」
とマリオカートが通り抜ける。