マリオカート

歓のすぐ近くにマリオカートの基地ができた。
”マリオ”という名前は商標登録されているため使えないそうだが、正式名称を私は知らないために”マリオカート”の名称をここでは使う。
医大通り沿い、明治通りから入ってすぐの所にできた。基地の前の道路「医大通り」は両通行のため右でも左でも行ける。歓から100mも離れていない。そのためにお店の前でもマリオカートが走る様をよく目にする。
歩行人や町内の方と目が合えば、ほぼ間違いなく運転手はハンドルから片手を離し上に振り上げて、うれしそうに手を振る。
が、目が合った歩行する方は、ほぼ無視という風景になる。

私も違和感を感じる。少なくとも歓迎はしてない。理由をあれこれ考えた。
邪魔なのだ。
楽しんでいるのを反対するわけじゃないのだが、遊びは遊べるところでやってくれ、と言うのが本音。
彼らが走っているほとんどが公道だ。仕事や生活で使っている道路だ。その仕事や生活に、特に急ぐ用事があるときにマリオカートと出会うとイラッとする。

データがあるのか知らないが、運転している方たちは、おそらくほとんどが外人だと思う。普通の日本人には、心からマリオカートを楽しむには少し違和感が抱く方が多いと思う。

そう思っているさなか、ドアの向こうから
「ヤッホー!」
とマリオカートが通り抜ける。