ここのところ頻繁に警察が訪れてくる。
赤坂警察、八王子警察、地元新宿警察といとまがない。
要件は決まって防犯カメラだ。
三年前に商店会の街路灯に防犯カメラを5台取り付けた。
昨年、商店会事業として新規街路灯を17本立てた。約900万円かかった。
今年、その街路灯に隣接する町会と共同で防犯カメラ10個ほど取り付けた。
新設は今月のことだ。
都や区が防犯に関して助成金をバンバン出してくれる。90%助成だ。
商店会の負担は1割ほどで済む。
こんなことでお役に立てればと、こちらも設置には積極的に取りかかる。
助成金は初期投資には大きく出してくれるが、月々かかるランニングコストには出てこない。クラウド(ネット)上で管理するには年間20~30万円ほどかかる。
これは負担が大きい。なので画像を取り出すときには防犯カメラの下でWi-Fiを通してデータを拾う。これなら年間電気料金が数千円ですむ。
という方式でカメラを設置した。
画像を警察が見に来るのだ。それもこの1週間の間に4回ほど。前述したように一つの警察署だけではない。警察署同士がかち合うときもある。今日がそうだ。
昨年取り付けた防犯カメラと、今年取り付けた防犯カメラにはそれぞれパソコンがついており、そのパソコンを持ってカメラ下に行き画像を拾う。
パソコンは商店会長である私の所に二台とも有る。
面倒なため、最近はパソコンごと警察に渡すことにしている。
それにしても警察の来訪は頻繁過ぎる。で、聞いた。
「何の画像を引き出すんですか?事故ですか?事件ですか?」と聞く。
「ニュースで話題になっている闇バイトです。そのボスがこの近くにいます。」
とのこと。
いろんな人種が混在している新宿だから、近隣には数種のヤクザ組事務所も点在している。ヤクザが入居しているビルはだいたい把握しているのだが、それとは別らしい。
驚きはしないが、さすが新宿!と妙に納得する。