2025年 3月 の投稿一覧

胃腸炎

 22日土曜日夜、突然胃がむかついてきた。
8時過ぎだったと思う。
お客様は残っていたが、料理はほぼ出終わっていた。
厨房のイスに座り、お店の終了を待っていた。

突然、喉元に胃液が上がってくる。
わ、わ、わ、あぶない・・・
トイレに駆け込んだ。
この日は4回ほどトイレに駆け込むことになった。
身体はグターとなる。
家にいる妻に電話をかけ、レジ締めを頼んだ。

お客様がいなくなっても身体に力がみなぎらない。
客席のイスを並べて横になる。
片付けが終わり、従業員が帰る段になっても起き上がれない。

ほぼ連日の酒飲みが影響していたと思われる。
翌日の日曜日、新宿三丁目で会合があったが、顔だけ出して帰った。
後はひたすら寝て体力の回復を待った。

24日朝、体重を量った
73kg。
なんと胃腸炎を発して二日で3kgも減ったことになる。
いまだ力が出なくて、我ながら弱々しいが、
体重が減って少しルンルンになっている自分がいた。
馬鹿だねぇ



料理教室当日

3時半に目が覚めた。
ヤバっ!寝過ごした。
3時半じゃ間に合うはずもないのに、ガバッと起き上がり、シャツを着込んで部屋の外へ・・・
窓の外が暗い・・・
えっ?・・・何で暗い・・
あ、まだ、夜か・・
寝たのが夜半の1時頃だったのだが、寝過ごしたと感じるくらいぐっすり寝ていた。

料理教室のレシピ3枚綴りを作り上げたのが11時過ぎ。、持ち込む道具類を確認し、生もの以外はバイクに詰め込んで準備は万端。
それでも気は張っていたのだろう、3時半という目覚め。

料理教室は四谷区民センター。







 受講生は20名ほど。
 前回開催したのがコロナ前だったので、たぶん6年以上前。
それも二戸調理長がいた時分だ。私が講師側として登壇するのは初めて。
教室の内部は知っていても、IH調理台の操作方法とか、ボールなど器財場所などはまったく把握できてない。
レシピは作っていても、厨房とはまったく環境が違う場所で、受講生のレベルも、段取りに携わっている方たちの技量もわからない状態で、頭をフル回転させていても、果たしてうまくいくのかどうか・・・。

10時5分くらい、スタッフや受講生に集まって貰った。
大まかな流れと、レシピの説明などを話した。
割と若い方が多い。30代~40代が半分程度、50~60代が約10名、70歳代と覚えし方が10名程度という構成。

料理は3品。実質的に作るのは2品。
料理教室案内画像では「炒飯」が書いてあるが、前回のブログで書いたとおり、炒飯をなくして、春菊ハルマキと鶏軟骨甘辛炒め。
けっこうたくさんの油を使う。しかもIH調理器具でだ。
お店の厨房での段取りとはかなり違う。
(わぁ、けっこう、かなり要領よくやらないと時間通り終わらないぞ!)
まず感じた不安だった。

教室内の引き出しを全部開けて、器具の位置や在庫数を確かめた。
悲しいかな、歳のせいか覚える束の間に、直前に確認した物が順次うろ覚えになる。
必死で、作業の流れを、使用する器具の確認とともに、タイムスケジュールを頭の中で組み込む。
(サブでサポートするメンバーが一人欲しい!)
お店で片腕を務めてくれる女性は、スケートフィギア選手並みにクルクルと会場中を走り回っている・・
こりゃ頼めないや。
壁時計を見ながら、受講生やスタッフに集合をかける。

「みなさん、おはようございます。これから料理の講習を行います。調理歴はそれなりにありますが、指導はさほど慣れていません。この会場を使うのも初めてです。みなさんとの出会いも今日が初めてです。初めてづくしが多々あります。ここはみなさんと共同作業での料理教室としたいと考えています。よろしくお願いします。」

2リットル入りの油を3本用意したが、20名5テーブル分は、これで足りるかどうか。メインテーブルにかけてあったお湯が沸いた。
「春菊は、小分けしてある皆さんの分まとめて湯がきましょう。湯がいた後に5等分します。」
なるたけ受講生に実施して貰うようにして、私の手や目は極力空けるようにした。
「手の空いている方は、春巻きの皮を止めるノリ作りです。小麦粉をこの程度ボールに入れて、水を少量ずつ加えてかき混ぜます。」
1個だけサンプルを作り、皆に見せた。
「次は10枚入った春巻きの皮を、巻きやすいように剥いておきます。」

こうやって生徒自ら動けるよう仕向けていった。やりながら(案外この方法は活けるかも・・・)と夢中になり始める受講生たちを観察していた。
一つ一つの工程を、1度だけ見せながら、受講生たちに促していった。
料理を受講するだけ会って、調理することに抵抗はないのだろう、慣れない手つきでも順次実行に移していった。

時間内に終えるべく、レシピ工程も極力「簡易・簡単」にした。
サブタイトル「プロが教える手抜き料理」と題目通り。それが受講生が行動に移しやすかった理由でもあったと思う。

11時15分ころ。ほぼ全部のグループが調理を終えていた。
恒例のスタッフの一人が、出来上がった料理を隣の試食ルームに運ぶように促す。残った方たちは片付けするようも伝えていた。
テキパキとはいかないが、けっこうスムーズにいった方だと思う。

試食が始まり、同時に質疑応答も始まった。感想もそれぞれが話した。特に春菊の春巻きは、概ね良好な感想だ。

良かった・・・と心から感じると同時に、疲れもどっと出てき始めていた。私は自分の分の試食はほとんど手をつけられなかった。食欲がまるで湧かない。

もういいな、依頼が来ても三年はこの料理教室は断ろう。




料理教室

3月15日に料理教室の先生をすることになった。
30名ほど許容できる四谷区民ホールの調理室を使う。
町会婦人部にこれまでも何度も頼まれていた。が、人手不足を理由に断っていた。何度も頼まれていたため、今回は断り切れなかった。
それが来週の土曜日に迫ってきた。メニューは決めたが、レシピも作ってない。少し焦ってきている。予約がないから今日明日で作ろうとは思っているのだが。

メニューは、相当手抜きができるメニューだ。手抜きを逆手にとって、サブタイトルが「プロが作る手抜き料理」とした。
で、歓ファンに出入りしている業者(問屋)に協力を仰いだ。問屋から話して貰い、 食品製造会社に新商品を提供していただく。その商品を使ったメニューを考案、調理。さらには協賛して貰うサンプル品を受講される方たちに配布するという形を取った。

メニューその1 「春菊ハルマキ」
春菊を使ったハルマキだ。これは歓ファンでも提供している。評判も上々の商品だ。このハルマキの味付けに「シーフードソース」なるものを使う。アサリ風味のコクが特徴だ。
メニューその2「鶏軟骨の甘辛炒め」
鶏軟骨が素材のポリポリ食感の、すでに揚げてある冷凍食品を使う。
冷蔵保存ができる甘辛ソースを当日受講生に多めに作って貰い、余ったソースを持ち帰って貰い、鶏軟骨以外の、例えば豚挽肉茄子炒めや、鶏肉炒めなどを自作して貰う。
メニューその3「濃厚杏仁豆腐」
製造会社は、ゼリーやゼラチンを作っている会社で、このゼリーを使った新商品を多々提案している。この会社で提案している杏仁豆腐は名前の通り濃厚に仕上がっている。かって渋谷区神南にあった「文琳」という中華料理店がだしていた杏仁豆腐にそっくりで美味しい。

今回の料理教室、地元の方にいろいろと頼まれるのは、それだけ地域にお店が定着してきた証しなのだが、
スミマセン、15日土曜日のランチお休みします。
その分の売上は伸び悩む・・・・・。
ホント悩ましい!




糖質制限

土曜日、糖質制限食を求めるお客様がいらっしゃった。
止めたわけではないのだが、糖質制限はすっかり遠くなってしまった。
特徴だったふすまパン、大豆パンも発注してない。したがってお店には置いてない。低糖質麺もない。

予約であれば、ある程度は用意はできるが、昨夜は突然のお客様だった。
ご飯抜きのセット(定食)メニューを注文された。
近くのスーパーにコンニャク(白、黒)を買いに行った。それを米粒大にカット。それだけでは歯ごたえがないので、賽の目に切ったチャーシュー、エビ、イカを加え、通常の半分のご飯に混ぜて炒飯を作った。
お客様にもお詫びをしながら、今日はこの程度の糖質カットしかできない旨を説明した。

帰り際、お客様が厨房の入口まで来られて、お礼を言われた。
「スミマセン。私もバリバリの糖尿病なのですが、自分向けの糖質制限はやってますが、お店では提供していません。」
と、糖質制限では商売が成り立たないことを謝った。
それでも、急な注文で対応していただけたことを嬉しそうに言ってもらった。
こういう方たちを見ると、何らかの方法で継続できなかったかなぁ、と悔いを感じる。

今でも私は糖質制限を信じている。理路整然としているし、実際わたしの身体の数値も良い方向で変化していった。
でもね、ご飯、美味しいよね。
パンも好きだもん。
どこかのコマーシャルで言ってた「美味しいものは糖と脂でできている。」
まさにその通りだと思う。身体には悪いけど。
レストランを営んでいて、(美味しい)という需要と供給を考えると、いつも悩む。糖質制限を、健康な他人に理解させるのも、けっこう厳しい。
世の中「正しい」が全てではない。

従業員の生活やお客様の求めるものを考慮すると、ものすごーくやわらかい糖質制限でしかできない。
糖質制限を提唱する、賛同する方たちにとっては、私のやり方は裏切りに映るかも知れない。

脳の深部に、糖と脂に置き換わる美味しさを感じる遺伝子組み換えを・・・・。
ダメだ、調理から逃げてる・・・・
誰か解決方法を教えてくださいませ。