手術翌日

朝6時起床。
一斉に病棟点灯。
病院の朝が来た。

7時検診開始。
体温、血糖値を病床で。
迎えが来て術後の経過検診。
二人がかりで『取り調べ』が行われる。
眼球は、たぶん切ったと思われる傷でキリキリと痛む。眼を開けても暗く、辺りが見えないのだが、痛みゆえに右眼は閉じる。

「手術は完璧ですね。」
検査をしているこの先生が執刀したわけではないのだが、言葉にホッとする。

「眼の中に注入したガスが90%ほど残っています。このガスが半分ほど減って来たあたりから見えるようになって来ます。だいたい一週間ほどですかね。」

説明も丁寧で好感が持てる。
何かと腰の重い東京医大だが、医大病院の方は高評価。