病院食

今朝のメニューは、
ご飯180g、サバの塩焼き、味噌汁、おひたし、ヤクルトジョア、小袋のふりかけ、お茶となる。

味(塩分)は控えめ。血圧を考えてのことだろう。日頃から薄味が好きな私には抵抗感はないのだが、どうしてもインパクトに欠ける。野菜とか魚とか味付けが大雑把なのだ。
でも、これは仕方ない。大勢の患者の同一メニューを同時に作り、たぶん大きなバッドに移し替え、盛り付け、患者の名前とそれぞれのNG食品などを確認、大きなカートに入れ、それぞれの階へ運び、ナースステーションでの案内、待ちかねている患者へ、最終確認して渡す。

内部のことは知らないが、想像しただけでも時間がかかるのがわかる。
美味しさでなく、患者の健康が目的なのだからさもありなん。

さて、日に三回ほど看護師がやってきて体温と血糖値を測る。
空腹時血糖値は一般の方々はだいたい90〜100程度だと思う。
糖尿病の私は、ちょっと高めの110程度。

ここから食事の中の糖質部分で血糖値は上がっていく。
前述のご飯180g。この糖質量は約70gほど。
空腹時血糖110gに70gを足すと180。他の惣菜にもそれぞれ糖質は含まれるのだが、足して合計は200前後になる。

体に悪影響を与える血糖の数値は160を超えるあたりから。
危険を感じた脳は、膵臓に血糖を下げるホルモン「インスリン」を出せと指令を出す。

糖尿病はこのインスリンの出が悪い。長年の糖質生活で膵臓が疲弊し、待遇改善を訴えて、仕事をボイコット(インスリンを分泌しない)ストライキを起こしているのだ。

ご飯やパンといった主食を減らせば糖尿病はかなり改善する。
毎日3食出される病院食でご飯(炭水化物)さえ抜けば血糖値は上がらない。
だから私はご飯を食べ・・・・る。

ご飯を含めた食事の絶対量が足りないのだ。

そして食品ロス。台風や真夏日の中でも一生懸命にお米を作っているお百姓さんへの感謝。
全ての問題が、ご飯を食べることで解決できる。

環境問題に積極的に取り組む私は来月69歳を迎える。
だが10歳の頃より欠食児童をまだ卒業できずにいる。