10月7日土曜日夜、それも23時過ぎ、鶴瓶さんから電話がかかってきた。
携帯の「鶴瓶師匠」の表記が出、時間帯を考えると
(あ・・チマキだ!チマキの注文だ!)
携帯から響き出てくるいつもの声
「今日の明日という注文は無理か・・・」
明日?!
思わず声が出た。
「無理やったら他のもん頼むからええんやでぇ。」
「いや、師匠、明日、私、高齢者講習の日なんです。」
「あ、ほうか、わしも高齢者講習やがな。」
電話の向こうから別な笑い声が聞こえてくる。
師匠は私より一つ上、71歳。
「師匠、免許あるんですか?」
「あるがな。高齢者講習やがな、わしも。」
周りの聞いている人に、
「高齢者や高齢者や。」
と笑いを誘う。その笑い声が電話口から聞こえてくる。
「スミマセン。そういうわけで明日は難しいんです。」
「わかった。わかった。ほなまた頼むわ。」
笑い声とともに電話は切れた。
誕生日までもうちょっと時間はある。
平日だったら都庁で更新が出来るのだが、日曜日は東陽町、鮫洲、府中の試験場のみ。試験場での更新は予約が要らない。
どこに、だれに、何個の注文なのか、聞かなかったのでわからないが、チマキ受注をためらった自分に少し嫌悪感と悔いが残る・・・・・も、
(師匠!もうちょっと余裕を持って注文くださいませ。)