寝た。久しぶりに熟睡した。
ここ数年は平均睡眠時間4時間~5時間程度。
仕事途中でのうたた寝があるので短さはさほど気にしてなかった。うたた寝は推定10分程度~1時間。一日合計すると1時間半程度にはなる、と思う。
いつでもどこでもすーっと寝ることができるのは、若いときから私の得意技だ。
8月になり、日曜営業を始めたのだが、コロナ禍の影響もあり、お客様が来ない。ランチ2~5名程度。夜も同程度。
土日の厨房を一人ずつのシフトを組み備えたのだが、人件費分も出ない。
何より来ないお客様を待つのに疲れた。
妻より「二人の時間を作れないね。」という言葉に、
(ああ、そうだね。余生がどの程度残っているのかわからないけど、二人の時間は、きっともっと短いよな。)
返事こそしなかったが、少し考え直そうと思った。
コロナ禍はホントにたいへんだ。
日曜営業も、少しでも売上につながればと考えたのだが、お金を追うあまり大切なものを置き忘れたようだ。
苦労を一緒にする妻がいなくて、何をかせん。
で、昨日は久しぶりに私も全休。
タイトルに8時間と書いたが、間に朝食兼昼食を挟み、もう一回寝た。気がつけば16時を回っていた。6時間。併せると実に14時間。
入院時期を外すと、これだけ寝たのは記憶にない。
「疲れてんだよ。」
妻が言う。
肉体的に疲れるような仕事は、今のコロナ禍でない。
考え悩むことは山ほどあるのだが、解決策は何一つない。
夜になり、来ないお客様を待つのがつらく、そしてそれは飲酒につながっていく。
お客様と同伴で飲むのは、気分も高揚するために美味しくいただく。が、お客様のいない店の中での一人酒は従業員の手前、ちょっとはばかれる。
そこで商店会長でもある私は、それを口実に商店会の飲食店を選んで一人呑みに行く。歳のせいでたくさんは呑めない。少しでも会員の店の売上に貢献できればという思いと、サクラとしての役割が果たせるかと思ってのことだ。
その酒が手伝ってのことだったのだろうが、熟睡、爆睡と言う言葉ぴったりな睡眠だった。
今日は、身体も頭の中も軽い。