千葉真一、亡くなる

訃報が飛び込んできた。
もう82歳になってたんだ。ニュースを見てまず飛び込んできたのが年齢だった。
キーハンター

千葉さんが歓ファンに来ていたのは7~8年前だったと思う。
何が気に入ってくれたのか、ほぼ1ヶ月に一回ほど来てくれてた。
店内がざわめき、遠目に千葉さんをチラチラ見ていた。
知っているお客様を千葉さんのもとへ連れて行き、
「千葉さんのファンなんですよ。」
と紹介した。
お客様はもちろんのこと、千葉さんもニコニコと応じてくれた。

千葉さんとは関係なく、別な日にちにあるテレビ局から取材を申し込まれた。
取材スタッフから芸能人の常連客を聞かれた。
常連客の定義についてスタッフに尋ねたら
「三回以上来店されていると、常連として扱ます。」
といわれた。
三回以上来店されている常連客は、実を言うと歓ファンにはたくさん来ている。
その当時でも遠藤憲一、笑福亭鶴瓶、吉行和子、山下洋輔、・・・。それぞれは三回と言わず10回以上足を運んでいただいた。
千葉真一さんもそのお一人だった。
その名前を伝えると、テレビ局のスタッフがそれぞれの芸能人の事務所に確認を取ってくれた。
千葉さん、即答でOKと言ってくれた。

私とのツーショットはもちろんのこと、従業員やお客様とのツーショットも応じてくださった。
お客様の興奮をそばに、千葉さんはそれをニコニコと眺めていらっしゃった。

もういらっしゃることはないのか・・・・。
これが私の率直な感想だ。
あの日あの場所に座っていらっしゃった千葉さんの姿は、つい最近のことの様に思い出される。
「また来てくださ~い。」
「おう!」
出口で振り返った顔が、そこにある。
ご冥福を。