同級生

飲食店は受難の時代を迎えている。
かなり厳しい。
お客様の来ないこと、こんなに辛いと感じたことは今までなかった。

そういう厳しさの中、同級生たちが手を差し伸べてくれた。
めっちゃ嬉しい!
一人や二人ではないのだ。
その一人一人が、その知人たちに声かけして注文を増やしてくれた。

そして今日、また同級生がメールで注文を入れてくれた。
感謝。
返信する。以下。
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ありがとう。
同級生からの注文、合計で20万円くらいは行ってると思う。
助かる。ホント助かる。
でも、焼け石に水。

お店継続できる方法をいろいろ模索しているけど、かなり厳しい。
厳しい理由の一つに年齢がある。60歳を過ぎると新規借り入れは困難。会社として借り入れるためには事業継承出来る60歳未満の人材が必要。
その60歳未満の人材が経営者に向いていない。職人だ。

何をするにしても「元気」が必要。元気と年齢は比例する。

今朝、年金事務所に遅れていた年金を支払いに行った。窓口から見ている職員の働き方、正直ぬるい!仕事している風には見えない。私の方がよっぽど仕事している、と思う。
なぜ、人一倍、仕事しているのか、というと私が、少なくとも年金事務所の職員たちよりも元気だから。年金事務所の人たちの倍働く元気を持っている、私は。

年は関係ない。
だけど、年取って、元気が少なくなって、目の前の職員たちの元気と同レベルに近づいているのを感じる。

そういう自分を客観的に見て、一線から退く時が来たようにも感じる。
いや、まだ早い、まだやれる、という負けん気も出てくる。
どちらが正しいかの判断がつかない。引き際の難しさだ。

今、退くことが出来れば、きっと楽になるだろうなぁ、家内もそれを薦めるだろうな、と思う。
どちらの判断をしたとしても、後悔はきっとある。
どちらの後悔を選ぶのだろう、、、、。そういう岐路に自分がある。

平櫛田中という彫刻家がいた。
この人の名前も作品も有名とまでは行かないが、この人の台詞は一回は聞いたことがあると思う。
「今やらねばいつやれる。俺がやらねば誰がやる!」
芸術家であるこの人が、自分を奮い立たせるために吐いたこの台詞。98歳で吐いた台詞なのだ。この方の享年は108歳。

98歳で、この元気。見習いたいと思う。だから、まだ、弱音は吐けないと思う。生きる死ぬは神様に任せるつもりだけど、その死ぬ間際まで鮮烈に生きたい。生きることが出来れば、と思う。
そういう葛藤を感じながら、会社、店舗が生きながらえる道を探している。その気持ちを支える「元気」が、もう少し欲しい。

来年、同窓会、歓ファンで出来たら嬉しいな・・・・・ホント。