納税の季節がやってきた

緊急事態宣言下、珍しく予約が入った。
14名様と3名様。
事情を話し20時まで宴席だが、率直に嬉しい。
今日は六桁の売上が確保できる。

その宴席のさなか、宴会とは関係ない訪問者が一人来た。
当社の税理士だ。
二月中に納税する消費税と都税の納付書を持ってきた。
合計金額が60万円に満たない。
例年160~180万円ほどだから、コロナ禍での落ち込みようが分かる。

税額が少なくなってホッとしているかというとそうでもない。
相応の税金は払いたい。
毎年納税の季節は四苦八苦する。一回で納められずに分納する年が何回もあった。
それでも納税できるというのは経営者の誇りでもあるのだ。

上場企業がプロスポーツに、音楽などの芸術に、様々なイベントに、オフィシャルスポンサーとして名乗りを上げる。
名だたる企業は儲けたものを独り占めにけっしてしない。
親が稼いだ給与を子供に使うのと、意味は一緒だ。
そういう会社にしたいという自負はいつでも持っている。
ただ・・・ただ・・・この十年くらいは逃げ出したくなるくらいに厳しい!

東日本大震災から10年目。
そう、新橋の「梅花メイフア」を開店させてから一貫した苦しさが続いている。
十年は長い。
よく頑張ったと思うが、相応の時間を使った。
今年は68歳を迎える。というかザクッと70歳といっても少しも違和感を感じない年齢だ。身体がきしむ。

でもでも・・でもでも・・目指せ、高額納税者!
目指せ、オフィシャルスポンサー!
カーネルサンダースだって71歳でKFCを作った。