ランチ3個の衝撃

土曜日ランチは、だいたいヒマだ。
お店は新宿のハズレ(6丁目)にあるが、それでも新宿だけあって会社はそこそこある。40席でコロナ前はだいたい60~70個のランチが出ていた。
忙しいときは100を超える。ヒマでも50個を切るのはまずなかった。
その近隣にある会社がお休みの土日は、ガクンとランチ数も落ちる。
20~30個程度。

コロナの緊急事態宣言発令後、初めての土曜日。
今日は私はチマキの配達でTBSの緑山スタジオ(横浜市)まで行く。横浜到着時間が11時でランチタイムと重なる。往復3時間かかる場所だ。お店は従業員に任せていた。

お店に帰って伝票を確認すると、なんとランチ客数3名!
(えっ、ホント!)

昨日から緊急事態宣言が出され、飲食店は営業時間短縮だ。
歓ファンは7日から
11時~14時30分までランチ。
16時30分にお店を開けて、19時ラストオーダー、20時閉店。
連休明け12日からは、ランチのみ営業。
夕方からは閉店。
厨房に仕入れを控えるように伝えた。
勤務時間短縮でも給与はなるべく生活に影響しない額を出すつもりだ。
それでも閉店した方が、仕入れも少なくてする。光熱費も下げられる。

緊急事態の目安である2月6日まで売上が減るのは覚悟したのだが、それでもランチ3個と言う数値は衝撃だった。

チマキ配達は、少しでも経費を浮かせるために高速道路は使わずに行った。
国道246。車窓から雲一つない青空が続く。
ラジオは日本海側の大雪のニュースが渋滞情報の合間を縫って流れる。

雪もコロナも関係ないように青空は、車と追いかけっこし、往復三時間の行程をずっとつけてきた。