2021年 6月 の投稿一覧

都議選

いつもより絶対に静かだ。
都議候補が少ないせいだというが、いつもだったらこの医大通りにも打ち寄せる波のように、名前を連呼しながら候補者が行き交う。住宅街にまたがる医大通りは新宿区民もまた多い。
住民が聞いているかどうかはお構いなしに議員候補たちは自分たちの名前を連呼する。

公示があって5日経った。記憶にある限り自民、公明の候補3名がそれぞれ1回ずつ、都民ファーストだけが3回やってきた。
公示前にも自民や公明党はちょくちょく地域のこと、コロナの状況などを尋ね、商店会や商売に役立つ助成金情報などを教えてくれた。
都民ファーストだけが選挙前だけしか来ていない。

けっして小池都知事だけが悪いのではないのだろうが、ここまで飲食店を追い込んだツケは大きい。切り捨てられた様な飲食関係は飲食店だけに留まらず、酒屋、八百屋など多方面にわたる。
この痛みをどれほど分かっているのだろうか。
もっと下々の世界の情報収集しても罰は当たらないと思う。
本音は、選挙の様な「困った」「票が欲しい」時だけ来るな!

商店会のネットワークがある。こういう使い方をするのは妥当でないかも知れないが、公示の三日前にあった商店会執行部会には自民、公民の二人の議員を呼んだ。いずれも今回の都議候補だ。
そしてやはりこのネットワークを通じて、両議員への感謝は伝えた。実際に商店会について働いてくれたからだ。

比して都民ファースト、いただけない。
都民ファーストの街宣車が通った後に水をまいた。
「都民ファースト」いう名の「小池ファースト」。
商店会長という立場上えこひいきや鮮明な立場をなかなか取れないが、小池さんへのせめてもの腹いせだ。

今度の日曜日、7月4日。都議会議員選挙の投票日までもう少し。

ワクチン接種とオネショ

昨日コロナワクチン接種した。

65歳以上であり、基礎疾患のある私にはだいぶ前に接種券が届いていた。
が、打とうか打つまいか決めかねていた。どちらかというと打たなくても良いかな程度の気持ちしかなかった。

5歳年下の妻にも接種件が届いた。
「ねぇ、いつ打ちに行くの?」
「えっ、いつって?」
「私の接種件が届くのを待っていたんじゃないの、一緒に行くつもりで?」
えっ?
私を見ながらがっかりした顔で
「なんだ、待ってたんじゃないんだ・・・」

彼女の両親は山形の米沢で健在に過ごしているが、両方ともに齢は92歳のはずだ。
その両親のところへ行きたかったのらしかったのだが、コロナ禍もあって行けずにいた。
ワクチン接種が済めば、両親の様子を見に山形へ帰れると考えていた様だった。
ワクチン接種にはほとんど興味はなかったのだが、妻のその思いにほだされる結果になった。

接種は待ち時間を入れても30分ほどで終わった。
先生に
「お酒大丈夫ですか?お風呂は?」
「シャワー程度は大丈夫ですが、お酒は絶対ダメです。今日は我慢してください。」
やっぱり・・・・。

注射打った場所が先生の言ったとおり筋肉痛がおきた。痛い。
夜にもなるとその痛さが全身に周り、クターッとなった。
プールに行って1000メートルほど泳いだ疲労感だ。
22時にもなるとだるくて、眠りについてしまった。

深夜3時頃、小便を催し目が覚める。
起きた。起き上がった。
股間を中心としてヒヤーッとする。
えっ、この感覚、もしかして・・・・。
オネショだ。

数年前に前立腺ガンを患いその前立腺を摘除。ガンは治癒したが後遺症として尿障害が残った。おしっこの調整がうまくできないのだ。しかし寝ているときと座っているときは健常人と同じだ。立っているときや歩いているときに尿のコントロールがうまくいかない場合がある。
だから普段はおむつを着用している。
もう数年経って、やり方やギリギリの限界は分かっているつもりだった。

アチャー!
おむつの容量を超えてたようだ。
この段階まで気がつかずに、コロナワクチンの疲労で寝入ってしまっていたのだ。
下着を交換して、再び就寝。

朝。
「ねぇ、なんで(洗濯する)下着が二つもあるの?」
「えっ、濡れてる、これ!」
騒ぐな!大声出すな!
「何で濡れてるの? まさかオネショ?」
とたんに妻は手にした下着を投げ捨てる。
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
子供の頃にオネショして、怒った母の顔が妻の上に重なる。
何も言えない・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・

緊急がマンボーに変わって延長

虚脱感が半端ない。
緊急事態宣言が蔓延防止にかわって6月21日~7月11日まで延長。
延長、延長、延長・・・・・。
自粛お願い、時短お願い、禁酒お願い・・・・。

もう飽きた。
もう疲れた。
もう聞き飽きた。
したり顔の小池都知事も見飽きた。

おまけに一日の協力金2万円との報。
一時期の三分の一になった。
これだけきつい思いをさせて、報いがこれだけ。
新宿三丁目や歌舞伎町は大いに賑わっている。
お酒も出てる。混み合ってる。それも深夜まで。
不公平感が限りない。
そんな思いをかみ殺し、きちんと守った報酬が2万円。
コロナ前の一日売上は15~18万円だよ。
色々経費を引いたって利益を3~5万円は確保してたんだよ。
2万円じゃ店舗が維持できるわけがない!

昨日ランチタイムが終わるころに、東京都から感染防止をしっかりやっているか監視に来た。上からの指令できたことは判るから、文句を言う方たちでないことは判るが、嫌みの一つ二つ言いたくなる。言わなかったけど・・・。
かわりに表に出しているポスターを見せた。
ポスターの下部には
「小池さん、おかげさまで閉店までのカウントダウンが始ります。」
と書いてあるのを見せた。
ご丁寧に写真を撮っていった。

お酒の提供は7時まで。入店は二人以下という。
売上なんか上がるわけない。
私がお客の立場でも、来店して間もなく閉店じゃ、そんなお店に行きたくない。
サラリーマンが定刻で退社したとして、すぐに出かけてもお店に到着する時間は5時15分くらいだよ。
そしてその短時間で、あわただしく一杯。
面白いねぇ。どうしたらこういう発想が出てくるの?
どうやって売上を確保するの?
そこから家賃を払って、給与を出して、光熱費を出して・・・・。
小池さん、カイロ大学で学んだ知識で、経営の仕方を教えてちょうだいな。

二日連続交通違反キップ

まず先週火曜日。
毎月の定期検診は新宿南口近くにあるクリニック。
お店からバイクで靖国通りを西に。
新宿駅西口前を通るために、大ガード手前の大きな交差点を左に寄る。
ここは一番左は東口アルタ前に行く左折専用があり二本目の車線から、大ガードをくぐったらすぐの交差点を左折しなければならないために、ただでさえ左曲がりになっている交差点を左急展開する。
その急展開する直前に車線変更禁止の黄色いラインがある。
そのラインをほんの1mほどカットして、大ガード向こうの信号で停止した。
警官が二人寄ってくる。
「お急ぎですか?」
(ん、何・・・?)
「何で話しかけたと思いますか?」
(はぁ?なんかやった? えぇ!もしかしてイエローカット!)
「その通りです。」
いや、カットしてないよ。カットしてたとしても1mもないよ。
「いや、二人で見てましたから、間違いなく車線変更してました。」
警官と議論する不毛を悟る。
「交差点を曲がったところでバイクを停めてください。」

その翌日。
いつもより早くお店に行った。朝8時くらいだ。
時間的に余裕があるから、明治通り沿いの朝食屋に行った。
できたての卵焼きが美味しいお店だ。
その帰りの出来事だった。
日清食品手前の交差点。赤信号で止まった。
どこにいたのか、また警官が寄ってきた。
(なんだよ、俺のほうは用事ないぞ。近寄ってくるな・・・)
「何で呼び止められたか、おわかりですか?」
「わからん。」
あきらかに違反しているとみて聞き寄ってくる。
何の違反か判らないが、二日連続じゃこちらもぶっきら棒になる。

「朝7時30分~9時まではバス優先帯は走行できないのは、ご存知ですか?」
はぁ?
「このバイクは小型三輪ですよね。原付はバス専用帯を走っても良いのですが、小型三輪で登録してあると普通車として判断され、バスレーンを使って他の車との併走ができません。」
はあ?誰がそんなことを決めたんだ!何の権限で・・・ばっかやろー。

点数はわからないが、罰金は5000円と6000円。合計11,000円。
とてもじゃないが、家内には言えない。
まいった。

後日談がある。
バイクは原付でなく小型三輪で登録してあるために、本来なら罰金も6,000円、6,000円の12,000円になる。私を捕まえた警官が間違えたのだ。
警察署から電話があった。
キップを切り直して欲しい、との要望だった。
この時にはすでに違反金は納めていた。納めたのは違反をした次の日だった。
「一度お伺いして、キップを切り直させてください。」
いや、ダメだよ。忙しいから、来なくて良いよ。
「いや、そう言わずに都合良い時間を教えてください。」
いや、来なくて良いよ。会いたくないよ。
数回の押し問答で、電話を切る。
その後も何回も担当警官から着信があったが、完全無視。
言れた罰金はちゃんと納めていたから、こっちは強い。
意地悪さを100%発揮した。

こまってるだろうなぁ・・・きっと。

都議選が始まる

投票日は7月4日。
非難はなるべく言葉にしない様に心がけているつもりだが、今回ばかりは都民ファーストの議席数を落としたい。
コロナ禍でこんなにも苦しんでいるのに、都民ファースト一度も足を運んできたのを見たことも聞いたこともない。

自民党や公明党は区議、都議、国会議員を問わず足繁く見舞いに来てくれた。
助成金や給付金の新しい情報が入るたびに
「これは使えませんか?」
と言ってくる。
商店会長としての私に対しても、一経営者の私に対しても、心配して挨拶に来る。
票集めのためもあると思う。
でも、一回も顔出ししない都民ファーストよりはマシだろう!
都民ファーストは、なんか大事なものが欠落している様に感じて仕方ない。
一体全体「都民ファースト」という名前が気に入らない。
全然「都民」がファーストじゃない!

仲間内では、
「絶対に都民ファーストは落とそう!」
が合い言葉になっている。
こういう話しになると、人それぞれにしがらみがあり、返事を濁す場合も多々ある。
が、今回は
「そうだ。そうだ。」
と諸手を挙げて賛成してくる人たちの、いかに多いことか。

小池百合子、恐るべし。
たった一人で、都内8万3千店舗もあるという飲食業界をここまで追い込んでいる。
飲食店従事者と、飲み食いに出かけられなくなった方たちを敵に回し、それでも議席数は半数に届くかどうかだそうだ。

これで過半数を維持できるのなら噴飯物だ。
パンダ!
築地移転やオリンピック。
都税を使い過ぎだあぁあぁぁ!

老い そして夫婦

ランチタイム。
老夫婦が来店された。推定80歳越えと見える。
奥さんが車椅子、旦那さんがその車椅子を押して来ていた。
共白髪で旦那は奥さんを半ば介護という状態だった。
奥さんの表情や仕草からして、たぶん認知症も少し入っていそうだった。

ラーメンと焼きそばをそれぞれ注文。
おそらくは奥さんが「ラーメンが食べたい。」と言って、それに旦那が応えて今日の来店だった風に見えた。
焼きそばを食べながら、ラーメンをすする奥さんを見て、汁をこぼさない様に、汁がはねない様に、気を配りながら、時々手を添えながら、食事を進めていた。

この日のランチタイムのホール勤務は私と家内だった。
家内もこの老夫婦を見ていた様だ。あとで
「私たちもこんなふうになるのかねぇ。」
ため息をつく様に、老夫婦を見て言った。
「そうなんだろうね。」
「介護、頼むぞ。」
「やだ。それより私の面倒は、あんなふうにちゃんと見てよ。」

身体が多少不自由になったにしても、夫婦揃って、お互いを支え合って生きていけるといいな、と二人とも同じ事を感じていた。
25歳で結婚だったから、私たち夫婦仲も42年ともに過ごした。
たぶん仲のよい夫婦の一組に入っていると思う。

家庭に子供がいて、それはそれでたいへんだったが、それを乗り切るパワーがあり、支える体力もあった。若さが苦労を支えてくれた。
その子供たちが大きくなり、それぞれの家庭を作り、今まさに私たちが味わった子育てと家庭作りに邁進している。
私たち夫婦の出る幕はないし、あったとしても相手になる体力は残っていない。
いまだから判る、(子育てするうちが花だ)とつくづく思う。

子育てを終えた今、夫婦二人だけの、静かな時間が流れる。
コロナ禍でお店を維持するたいへんさは続いているが、こればかりは私たち夫婦の範疇を遙かに超えている。なるようにしかならない。
そういう厳しさとは別に、夫婦で、ともに生きていける喜びをかみしめる。

かの老夫婦は、「こんなふうに生きなさい。」と教えてくれているようだ。

コロナワクチン

数週間前にワクチンの接種券が届いた。
妻には届いていないので、私が65歳以上だからだと思う。
ワクチン打とうかどうしようか思いあぐねていた。
打たなくても、それはそれでかまわないというスタンスだった。。
そして接種券は引き出しの中で眠っていた。

「私にも来たよ。」
と妻が私に告げる。
「どうするの?いついくの?」
ん?
「どうするかねぇ・・」
「私の接種券がくるのを待っていたんじゃないの?、一緒に行くつもりで。」
私が接種券をほおっておいたのはそのためだと妻は思い込んでいた様だ。
「一緒に接種つもりで待っていたんじゃなかったんだ・・・。」
妙に落胆した様な顔をしている。

そんなやりとりがあった数日後。私の毎月の定期検診日がきた。
血液検査、尿検査、血圧検査、問診などが終わり、先月の結果を見ながら主治医と会話する。その流れで
「ところで先生、ワクチンってここで打てるんですか?」
「打てますよ。」
予約とも言ってなかったのだが、病院はワクチン接種の予約準備を始める。
(ありゃりゃ・・・・・。ま、それもしょうがないか・・・。)
主体性がない。流れに任せる。
「ついでに妻の分と二人の予約お願いします。」

ワクチンは1個で6人分を打てるらしい。ワクチン接種者6人が揃う日程の段取りをとるようだ。妻のパートは14時までなので、曜日はお任せするとして時間は15時予約をお願いした。

診察した日の夕方、早速病院から電話が来た。
1回目、6月19日(土)。
2回目、三週間をおいての7月17日(土)と二回目の接種まで決まった。
テレビで流れていた、ワクチン接種の滞っているというニュースは何だったの?
拍子抜けるくらいの簡単さだった。
コロナが収まるのは、もう間もなくだなと確信する。

これもオリンピックのおかげ・・・それとも陰謀?

小池百合子ショー

また小池さん、フリップ持って何か言ってるねぇ。

「(午後)8時にはみんなかえる」
「職場からかえる」
「店からかえる」
「寄り道せずかえる」
「ウチで気分をかえる」

根本的にフリップだったり、こういうパフォーマンスが好きなんだね。きっと。
いっそフリップの中身を

都民、ジュースの中身をお酒にイレカエル。
百合子、政党をノリカエル。
百合子の給料は、募金にスリカエル。
都議選、都民ファーストから他の候補にカエル。
百合子の首をスゲカエル。
大学卒業証書をトリカエル。

とでも変えたらどうですかねぇ?
7月4日東京都議選。
少なくとも投票率は上がると思うけど。

6月。緊急事態宣言下の合コン

お酒が出せないのは本当に困った。
かと言って、協力金を返上し営業したとて売上を上げる自信はない。
ゴールデンウィークから6月まではそういう時期なのだ。
7月、ちょいと持ち直して、8月~10月くらいまで売上は伸び悩む。

4月1日~11日までの協力金は申請した。次の分の申請は6月末になる。
問題がなければ申請後の半月ほどで入金される。
ということは、4月12日以降の協力金が実際に入金されるのは7月中旬ということになる。長い・・・・・。
やはり資金繰りが苦しくなる。

どうしようかと思いあぐねている時に、元女性アナウンサーだった知人が友人を伴って3名で来店してくれた。すべて妙齢の女性ばかり。
そのうちの一人がイベントの企画運営会社を経営されている方だった。

1時間ほど過ぎたときに同じ町内の仲間が売上貢献に来店してくれた。
こちらはちょっとむさ苦しい男二人。

緊急事態宣言下、歓ファンの営業は20時まで。
双方にいったんお会計をお願いした。
(さあ、これで、本日の営業は終わった・・・。)
そこで女性軍に
「合コンしませんか?」
と持ちかける。
ここからは営業ではない。
お酒も出した。(ホントはお会計前にも少し出したのだが・・・・・。)

男性のうち一人は、誘った女子アナの現在の仕事が同業でもある企画運営会社だったからだ。
共通の知人が多々いることも知っていた。
お互いを紹介した。
そして男性陣が座っていた円卓に誘った。
年齢も40歳代一人、50歳代3名、60歳代が私を含めて二人。
それぞれが家庭があり、子育てが一段落し(40代の一人は真っ最中だが)、さりとてまだまだ現役で活躍されている。
話しが妙に合った。楽しかった。
男女比が3対3というのも楽しさを手伝った。

話しは、商店会の秋のイベントのことになり、この人たちの力が結集されることになりそうだ。
こういう繋がりができると、「飲食」という業は面白い。
秋のイベントも飲食も、早くコロナ禍が収まって欲しいとつくづく思う。