いつもより絶対に静かだ。
都議候補が少ないせいだというが、いつもだったらこの医大通りにも打ち寄せる波のように、名前を連呼しながら候補者が行き交う。住宅街にまたがる医大通りは新宿区民もまた多い。
住民が聞いているかどうかはお構いなしに議員候補たちは自分たちの名前を連呼する。
公示があって5日経った。記憶にある限り自民、公明の候補3名がそれぞれ1回ずつ、都民ファーストだけが3回やってきた。
公示前にも自民や公明党はちょくちょく地域のこと、コロナの状況などを尋ね、商店会や商売に役立つ助成金情報などを教えてくれた。
都民ファーストだけが選挙前だけしか来ていない。
けっして小池都知事だけが悪いのではないのだろうが、ここまで飲食店を追い込んだツケは大きい。切り捨てられた様な飲食関係は飲食店だけに留まらず、酒屋、八百屋など多方面にわたる。
この痛みをどれほど分かっているのだろうか。
もっと下々の世界の情報収集しても罰は当たらないと思う。
本音は、選挙の様な「困った」「票が欲しい」時だけ来るな!
商店会のネットワークがある。こういう使い方をするのは妥当でないかも知れないが、公示の三日前にあった商店会執行部会には自民、公民の二人の議員を呼んだ。いずれも今回の都議候補だ。
そしてやはりこのネットワークを通じて、両議員への感謝は伝えた。実際に商店会について働いてくれたからだ。
比して都民ファースト、いただけない。
都民ファーストの街宣車が通った後に水をまいた。
「都民ファースト」いう名の「小池ファースト」。
商店会長という立場上えこひいきや鮮明な立場をなかなか取れないが、小池さんへのせめてもの腹いせだ。
今度の日曜日、7月4日。都議会議員選挙の投票日までもう少し。