今年の終わりに

お客様を入れての年内営業は昨日28日で最終でした。
本日から明日にかけて、お節の準備に取りかかります。
明日の夕方6時頃、宅配のヤマトに預けて年内全ての仕事が終了。
年明けの営業は4日からです。

これからお節の売り上げが加算されるので、11月を上回りますが、それがなければ11月より悪い忘年会シーズンとなりました。
個人の力ではどうしようもないくらいの圧倒的にコロナの勝ちです。
ここまで来ると逆に「アッパレ!」と叫びたくなります。
借金も膨れ上がり、事業を継続するためにはさらなる借金が待っています。

コロナ故に新たな借金が可能と考えておりますが、こればかりは蓋を開けてみなくてはわかりません。年明け早々この融資の申請準備が始まります。
融資が決定すれば、新規事業に対してのアプローチも始まります。
という感じで、シビアな戦いが新年度から始まります。
圧倒的なコロナ禍相手の負けっぷりに勝負を諦めていた私、今月半ば頃より、 ようやく戦う気力が戻ってきました。
やるだけやってKO負けだったら、その時にはあらためて事業継続を諦めます。
2021年、67歳のチャレンジです。

1月に後楽園店を閉鎖し、以来艱難辛苦の一年でしたが、その都度いろいろな方に助けていただきました。励ましていただきました。

私の同級生たちは開催できない同窓会に変えて、チマキを含む、にわか作りの点心セットを多数注文してくれました。
鶴瓶師匠も、普段の差入れが出来ないため、冷凍でのチマキ配送を小口で注文してくれます。
「今はこれくらいしかできへんけど、頑張りぃや!」
毎年の年末年始のハワイ行きもできず、関西からの電話で幾多の注文でした。

「この店、潰すなよ!」
わざわざ途中下車で寄ってくれるお客様。
近隣に飲食店が多数あるにもかかわらず、弁当注文をしてくれる神保町近くの大学関係。
みずからも大きな苦境に陥っていり、休業中だった伊勢丹からも、店内維持で出勤されている方たち用の弁当発注いただきました。

いろいろなお客様にお声がけしていただいて、飲食店冥利に尽きます。
この一年、誠にありがとうございました。