退院

2月8日水曜日
前立腺ガン摘除手術(2月2日)の経過を示す膀胱造影検査を本日いたしました。お腹の傷口はまだまだ痛むものの結果良好でした。
午後4時
主治医が入院棟、私のベッドに来て宣告していただきました。
「おちんちんの先についている管はギリギリ(退院当日)までつけてください。」
「管は10日(退院予定日)午後に外します。」
「その時いっしょにお腹をふさいでいるホッチキスの針も外します。」
「外れたら退院です。」
 
ジャーン、ジャジャジャジャーン!
まだホッチキスの針がお腹縦一文字に並んでいます。痛みもします。歩くごとに、身体と繋がっているゴム管が、越中褌(T字帯)に包まれた男性自身に、決して心地よくない刺激を与えてくれます。
ですが、半月ほどの入院生活も後二日。今しばしの辛抱!
 
主治医からは
「退院した日から、お酒も大丈夫ですからね」
という温かいお言葉。ただ
「自転車は1ヶ月ほど乗らないでください。」
(え?え?え?自転車って、サドルと接触する部分(股の間)も切ったっけ?)
「前立腺の位置がサドルに当たる部分から1センチほどの所にあるんです。」
「そこを切っているので、用心して欲しいのです。」

・入院中ずーっと尿道入口からゴム管を突っ込まれたまま縮こまっていた男性自身、尿道とゴム管の境目についた血痕を揉むように洗ってくれた看護婦さん、ありがとう。
 
・寝たままの私に
「腰を浮かしてください」
と言って、傷口の広がりを防ぐ腰帯を巻いてくれた看護婦さん。
(赤ちゃんプレイってこんなものか・・・)
と、全く反応しない我が身に情けなさを感じつつ、看護婦さん、ありがとう。
 
・狭いトイレの中、点滴棒(点滴液をぶら下げている2mほどの棒)と一緒に籠もり、ガウンをはだけ、T字帯を取り、さあ便座に座ろうとすると、ガウンとT字帯の裾が便器の中の水に浸っています。
(アチャー!)
用を足す前の水でけっして汚くはないのでしょうが、それを嫌な顔一つせず交換し
「今度は大きな多目的トイレを使いましょうね」
と、優しく諭してくれた看護婦さん、ありがとう。

ということで、元気な梅ちゃんは間もなく復活です。