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本日のお天気、雨のち雨

二度寝した。
寝坊した。
遅刻だ。
といっても、いつも開店3時間ほど前にはお店に到着している。
自分の中での遅刻は一時間程度だ。
まだ誰も出勤してない。

雨。
冷たい雨だ。
(ありゃぁ。こりゃ、今日のランチはダメだぁ!)
コロナ禍の回復基調がまだ戻りきれぬ状況で、毎日のランチ数は30名前後。
60~70名程度来客数があったコロナ前の、まだ半分程度だ。
この雨で、混んだとしても30名程度しか期待できそうもない。
たぶん10~20名程度だろう。
冷たい雨は、お店の経営状態も雨にする。雨のち雨・・・。

商店会では「医大通り音楽フェスティバル」なるイベントが進行中だ。
商店会の一角に自転車屋があり、そのスペースに即席のステージを作り、新宿界隈で音楽活動しているメンバーを中心5つのバンドが演奏を披露する。
そのステージを中心に商店会員が出店する露店が15店舗。
昨年はコロナで中止になったが、今年で三回目になる。
開催日は11月21日。日曜日。
準備は着々と進んでいる。
一番の心配はお天気。
目の前の医大通りの道路を封鎖して行う、露天のイベントだ。
雨だと中止になる。
今日の雨は降っても良いから、「音楽フェスティバル」当日のお天気は晴れとくれと切に願う。

こういうイベントに使う労力は半端ない。
そしてたくさんの人に協力していただける。
協力して行われるイベントに、これまたたくさんの方々が見に来てくれる。
一人一人の小さな力がたくさん集まって、大きなイベントが出来上がる。
当日までは、いつも忘れていることはないか、やり残していることはないかと、心労が多い。スタッフ全員がこの不安を抱えながら、やり残したことをチェックし、ひとつひとつ潰していく。

(雨のち晴れ・・るといいな。晴れてください。きっと晴れる。)
そんな思いを描きながら、今日の雨を
(今のうち一杯降ってくれ。空がカラカラになるまで降ってくれ。)
自分自身がテルテル坊主になって、お願いしている。

アフターコロナのモチベーション

11月になってもお客さんの戻りは鈍い。
アクセルを思いっきり踏んでも、つんのめる様なブレーキがかかる。
アルコールが解禁になってお客様は増えた。
待ちかねた様に嬉々とした表情でお客様が歓ファンのドアを開けてくる。
私もお客様も、久しぶりに会えた喜びを抑えきれない。
しかし、お客様の絶対数が少ないのだ。
そりゃそうだ。会社がまだ用心している。

今日は予約はなかったが、それでも3名、3名、2名、1名と来店された。
そのお客様も21時10分の今、すべて帰られた。
コロナの影響がまだ残っていて、すぐに回復しないのは分かる。
だからこれ以降のお客様はまったく期待できない。

コロナ前の閉店は、ラストオーダーが22時。閉店が22時30分だった。
お客様の来ない、これからの1時間~2時間弱。
心の中で通常通り営業するか、はたまた早く閉めるか、迷う。
以前はお客様が
「この店は10時までは確実に営業している・・・」
とほろ酔い気分で、締めのラーメンを召し上がりに寄ってくれた。

それが期待できない。
99%に近い数値で来店がないことがわかるのに、お店を閉め切れない。
コロナ前のモチベーションを思い出すのに、あるいは保つのにかなりの努力がいる。
やるせない思いの営業がしばらく続くんだろうな・・・。

どれ、歓ファンより閑なお店に呑みに行くとするか!

誕生日

今年もまた馬齢を重ねてしまう。
齢六十八。
フェイスブックでの年齢は削除したので闇雲に祝辞が届くことはなくなったが、それでも覚えてくれる方がいてプレゼントを持ってこられた。
ありがたい。うれしい。
ありがたいと思う気持ちはプレゼントではなく、覚えておいて貰ってることに対して。

誕生日がさほどうれしく(?)なくなってきたのはいつ頃からだろう。
夢や希望が達成したかどうかの結果はともかく夢や希望に向かってがむしゃらに生きてきて、ほぼほぼ思い通りに生きてきたと思う。
年相応にまだ夢も希望も持っている。
目標値が変化しながらも夢や希望は残っている。
年齢とともに体力がおとろえ、それぞれの夢希望の達成可能率は低くなってきているが、まだ夢、希望は生きている。
生きている間は、夢、希望を追いかける。

祝辞の一つに冗談半分で言われた言葉がある。
「節分前に喉を詰まらせないでくださいね。」
なぜ節分なのか、喉を詰まらせるのかの例えが不明だが、喉詰まらせて死んでしまったとしても、それも人生かと思う。
「節分を待たずして、喉詰まらせ死んでしまったとしても、寿命を全うしたという年齢です。」
と答えておいた。

死ぬ瞬間の痛みや恐れはきっとあると思う。残った体力を駆使して亡くなることに対して懸命に抗うと思う。しかしそれは肉体的な部分であって、精神的に「死」ということに、あるいは「生」ということに、自分の中には執着が無い。


誕生日は年一回の遺言を更新する日だ。
私が生きることに対して、親をはじめとして家族、友人などお世話になった方が多数いらっしゃる。その方たちへの感謝の言葉を残す日だ。
一人一人に残す言葉の内容は違っていても、伝えたい気持ちは

「私と一緒の時間を共有してくれてありがとう」

深夜の地震

地震だ!地震だ!
「フィーン!フィーン!」と地震警報が鳴る。
夫婦で肩を寄せ合った。
体感的には長かったが、やがて揺れは収まる。
「お店大丈夫?」
妻から促され、深夜の店に向かった。
皿破の損なし。
グラスの破損なし。
異常なし!
帰る。

酔ってるし、自宅の6階まで
エレベーター、、、、、?
エレベーター、、、、?
動かない!
なんてこった!

ほぼ100段。
足腰運動、、、
はー
はー
はー
息が、、
はーァ
はーァ
はーァ

地震ダイエット

触りたくなるお尻

イスに座っている時、足を組む時が昔より多くなった。
今でも体型は小太りなのだが、以前は足は組めなかった。
無理して足を組むとお腹を圧迫するし、背もたれがなかったら後ろに倒れてた。

うん?どうして?

太腿が細くなったのだ。太腿の筋肉が落ちてきたのだ。
だから足を組める。
う~~ん!
これは由々しきことだ。

コロナ禍になり、緊急事態宣言が発令されると、お店が8時閉店。閉店後もどこも出かけるところがない。日曜日も同じだ。
妻の膝が悪くなると余計に家でゴロゴロすることが多くなった。
てきめんに筋肉量が落ちてきたのだ。

ある日家でゴロゴロしていると、妻が寝転がっている私をに見ながらボソッ。
「貧弱なお尻・・・」
「ねぇ、みっともないお尻になってるよ。」
(そうかぁ・・・・・運動サボってるもんなぁ・・最近・・)

ある日。知人の女性が来た。
年配の女性だ。若い時は美人だっただろうな、可愛かっただろうなと思わせる女性だ。久しぶりにあった。その方が後ろ向きになった時にお尻が、お尻の形がスラックス越しに見える。
(ん、小さい・・・、こんな小さかったっけ?)
勝手に見ておいて失礼な話しなんだが、そそらないお尻になっている。

それを見て、
あ、俺のお尻もこんな感じか・・・。
男も女もお尻というようり、腰周りに力を感じられなくなると、貧弱に感じる。
そうか、こんなお尻になっちゃったんだ・・・

6階自宅への階段、毎日二往復はしているのだが、三往復しなきゃダメか・・。
試しに二段飛びした。
太腿の負担が大きい。よっしゃお尻がきっと大きくなるぞ!
ペロッと触りたくなるお尻にしてみせるぞ!

酒が飲めるぞ!

折からの台風影響で雨が間断なく降り続く。
暴風とまでは行かなくとも風も割と強い。
毎日お昼前に小さなコンビニに届ける弁当配達、さすがに上下の雨合羽で行った。

リバウンド防止期間が10月1日から始まるが、とりあえず緊急事態宣言が終わった。営業時短要請は続くが何よりお酒を提供できる様になる。これは大きい!
本日の予約はない。
雨がいつまで続くのか分からないが、今日のお客様はちと厳しそうだ。

町内の知人の奥さんが亡くなった。
本日通夜が執り行われる。
ご主人には開店当初からお世話になり、また贔屓していただいた。
そのご主人は去年亡くなられた。
不謹慎だが、その通夜に集まった方の流れが来ないかなと一瞬思った。
が、今日10月1日からお店を再開する、隣の焼き鳥屋さんの存在があった。
無理だ。
不謹慎なことを考えるからだな、こりゃ。

リバウンド防止期間の営業は夜9時まで。
9時過ぎからのお客様補ほとんどないので、夜9時までは、さほど影響はない。
雨も手伝って、お店の外も内も今日は寒そうだ。

新宿年金事務所の引越

新宿店近く、靖国通りに面してきらぼし銀行がある。
歓ファンに来るまでの最後の曲がり角の目印になっている銀行だ。
八千代銀行、都民銀行、新銀行東京の三つが合わさってできた地方銀行だ。
八千代銀行時代に入居する自社ビルが完成した。完成して数年後に合併。そしてこのビル自体を売った。
今はきらぼし銀行がこのビルのテナントして入居している。
ビルの名前はヒューリックビル。
きらぼし銀行は1階2階に入居しており、3階から9階までの7フロアは結構長い間(1~2年ほど)空いていた。

9月21日。
このビルの3階から上階にすべてに「新宿年金事務所」が大久保から越してきた。
一説には1000人規模の引越と聞いた。一フロアが300坪なのであながち嘘でもなさそうだが、正味500~600人規模と推察している。
年金事務所だから公的機関だ。たぶん私が生きている間はここに入居していることだろう。

そして少なくともランチタイムに影響することが予想される。
現に今日は久しぶりにランチ客数が50名を超えた。
コロナ禍でずーっと20~30名程度だったので、新宿年金事務所の影響は確実だ。
顔に見覚えのないお客様が数組いた。ナイス!

商店会としても動いた。
新宿年金事務所が越してくる情報は2ヶ月ほど前にキャッチしていた。
医大通り商店会に属しており、ランチを提供する店舗の情報を記載したチラシを作成し、配布。もちろん年金事務所でなく近隣にも配布する段取りだ。
配布は今月末、引越が少し落ち着いた頃合いに配布する。

感染者数が目に見えて減ってきている。
緊急事態宣言は今月末で、おそらく終わるだろう。
夜もお酒を出せる。
時間とともに夜のお客様も戻ってくることだろう。

新宿年金事務所は、なんだか福をも持って引っ越してきた様だ。

遠方より友来たる

台風、雨、コロナ、土曜日、緊急事態、いろいろ重なって、お客様はほぼ絶望的。
それでも従業員は働いている。
近所のお店を見て回るが、やはり閑散としている。
今日はあきらめか・・・・・。
いや、訂正。今日もあきらめか・・・・・・。

電話がかかってきた。
歌舞伎町からいつも来ていただいているお客様から。
「もらい物があるんだけど、バイクでちょっと来てくれないか。」
独り者の、その方、知人からいろいろもらい物をするらしいのだが、独り者ゆえに消化しきれないそう。
ワイン、ジャガイモ、牛肉、はてはマスクまで・・・。種類が様々で何だか「ふるさと納税品」みたい。
ありがたくいただく。
いただいたマスクは、たぶんあと一年コロナが続いても底つかない。

さらにランチタイムが終わろうとするさなかに、荒々しくドアを開けて大男が入ってきた。大きなボール箱を抱えている。
「いやー、久しぶりに東京へ来たよ。」
「これ食べてよ、今日もぎたての梨だよ。」
茨城の千代田町から車でかけつけてくれた。
でっかい梨だ。

「来たいのだけど、コロナで来れないんだよ。ご無沙汰!」
「いやぁ、筋肉が落ちちゃってねぇ。」
と言いながら屈伸運動をする。
「こうやって動かさないと、足つっちゃってねぇ。」
普段から豪放磊落な方なのだが、こちらがついついホッコリとさせられる。

コロナでお客様が来なくて私も従業員も時間を持て余す。
お客様が来るのが何よりの力になるのだが、こちらとしてはもう打つ手がない。
そんな中での「差入れ」
感激する。相手の気持ちがこちらにしっくりと伝わってくる。

たぶん今月末で緊急事態宣言は終わるだろう。
もう少しだけ頑張ってみるかね・・・。

あ・・・お客様が来た。
閉店まであと一時間という時間帯に若い二人のお客様。
初めてのお客様だ。
友がお客様を呼び寄せてくれた。

ダイエットと筋肉量

体重が徐々に落ちてきている。
月一の定期検診でも体脂肪率が小さくなっている。
数ヶ月前74キロ前後あったのが、今は71キロ前後で推移している。
身体が軽い分、階段を上がる時など楽だ。
が、手放しで喜べない。

家内の膝に違和感を覚えているようで、数ヶ月前から夫婦での散歩ができてない。
毎週日曜日7~8キロ程度の散歩だったのだが、それがなくなった。
雨や猛暑が重なった時期でもあり、折からのコロナ禍、外出するのが億劫になる。

体重減の原因はあきらかに運動不足だ。筋肉量が落ちているのだ。
足が、特に大腿部が自分でも細くなっているのが分かる。
内心(これはまずい!)と思っている。

何歳になっても筋肉はつけられると信じている。だが、年相応よりもちょっと上の運動量はちょっと上の気力も同時に要する。
無意識に身体は「楽」を要求する。
68歳という年齢も、さらなる「楽」を要求している。

ダイエットは自らの意思で行うからOKなのだが、最近の体重減は自ら欲した結果でない。
いつだって経営者は身体が資本だ。トップが意思を強く持たなくては部下は迷う。
いつだって経営者は自信満々で、少なくとも表面上は行動しなければならないと考える。
その自信を支える、体力が筋肉量が必要なのだ。
アグレッシブでなければ経営者は持たない。
これはまずい・・・・・

涼しくなってきたし、一人でもあちこち歩き回るか、それともジムでも通おうかな

アフターコロナ

感染者数が収まってきた。
このまま推移していくと緊急事態宣言もたぶん9月末で終わりだ。
終息が決まったわけではないのだが、これ以上の緊急事態宣言の延長は、まず考えられない。
新自民党総裁=新首相が決まり、アフターコロナに向けて始動する。
ワクチン効果も出てきているし、GO TO ・・・という経済てこ入れも始まりそうだし、世の中少し明るい雰囲気になっちゃうかな、と。

だけどその前に。緊急事態宣言終了とともに協力金も当然ながら終了となり、唯一の生命線だった糸が切れてしまうお店が続出すると思う。やる気の糸が切れた経営者だっている。数ヶ月は飲食店の閉店ラッシュ!
閉店倒産ラッシュはたぶん今年いっぱい続くかなぁ・・・。

だけどその後、年末から初春にかけて、景気が持ち直し、もしかしてバブル状態になってくるのでは、と私は読んでいる。

さあ、これからが正念場だ。