免許更新半年前に行う高齢者講習の受講に行った。
講習は武蔵境にある自動車教習所。ヒマを持て余していた妻同伴でなかよく行った。
教習所だけあって免許取得目的の若者で溢れていた。そのなかであきらかに”老”が匂う私たち夫婦姿は、自分たちですら違和感を覚えた。
講習会場は三階。受講者は私を含めて三名。女性1名、男性2名。
男性はけっこう老けていたが、女性はまだ50代後半ほどに見える。受講するくらいだから70歳は過ぎているのだろうが・・・。
一通りの講習と目の検査(動体視力、暗い所の視力)が終わると、今度は実車試験。試験場のコースはさほど大きくない。そこへ10mほどの間隔で右左折のコースが組み込まれている。
1番手は女性。私は最後に回された。
女性の運転、正直怖かった。よくノッキングする。降車後
「初めてで、乗り慣れなくて・・・」
などと言い分けしていたが、親族も一緒に乗りたがらないのではと心配になる。
高齢者講習の実車試験のメインは「段差乗り上げ」
10センチほどのコンクリート盛り土があり、そこをゆっくり乗り上げ、その後にブレーキを踏む試験。アクセルの踏み具合と、アクセル、ブレーキに踏み違いをはかる試験だ。ここでも無用にアクセルを踏む。空ぶかしのエンジン音が車内に響く。
(免許返納すれば良いのに・・・・)
心の声を口に出したくなる。
次の初老(私もだが)の男性はここまでひどくはなかったが、縁石乗り上げが2回。高齢者でなくとも試験中止案件だ。試験官が我慢していたのは、こういう方は案外多いのかな?と想像させた。
私の番になる。
自分で言うのも何だが、三人の中では一番安定の運転。
昔、バイトでタクシーに乗っていたことも功を奏したのかも知れない。
一度も注意を受けることなく、段差乗り上げも無難。試験官は「次、右」「そこを左。」とコースを指示するのみ。
自慢風に書き込んだが、でも、でも、こうやって、講習受けて、”老い”を悟らせてくれるんだろうな、と思う。
お店の閉鎖の時も感じたが、
「なんでもいつかは終わりが来るんだよね。」
ということを教えてもらっている。
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