おみとり

先週土曜日午前中に「おみとり」という映写会が東京医大であった。
看護学科の取り組みだ。
映画は一人の男性(80歳)が死にゆくまでのほぼ1ヶ月間のドキュメンタリーだ。撮影者(監督?)はその実子。出演者は見送られる男性と奥さん(お母さん)、医者、介護と数人程度。
介護は入浴シーンや下の始末まで実にリアルな場面がそのままに映る。
寝たきりの男性は、昨年逝去した4歳下の弟のガリガリ痩せ細った弟と重なる。そして 数年後の老いた私が重なってみえる。
食い入るように見入った。映画の中の時間は淡々と過ぎゆく。

弟は望み通りに自宅で息を引き取った。奥さんもその息子も口を揃えて、
「気がついたらなくなっていた。死に顔は安らかだった。苦しまずに死ねたんだ。」
映画の中の男性も安らかに死を迎えていた。
私もこういう死に方できるかな・・・。
いっぽう、映画のなかの奥さんの姿も淡々として、夫を、最後の別れを静かに迎えていた。
私の妻もこういう迎え方ができるのかな・・・。
いろいろなことを考えさせられる映画だった。

映画は船上から散骨する場面で終わったt。
弟の散骨も海だった。
何もかも自分のみおとりに重なった。