ノーゲスト

夏休みにしている会社もあるのだろう。
連日4000人前後のコロナ感染者数もあるのだろう。
連日続く猛暑日もあるのだろう。
お盆前ということも影響しているのだろう。
ヒマだ。

今週に入り、月曜、水曜のディナー客数はゼロ。つまりノーゲス。
ランチは月曜日こそ46名とそこそこの来店があったが、火曜、水曜と20名前後。
コロナ禍前の平日ランチが、60~70だったので、「減った」という段階の数値ではない。商売をしちゃいけないレベルだ。

私の最近の仕事は助成金や協力金の申請に多くの労力を費やしている。
正直たいへん面倒くさい。
わかりにくいガイドライン。
理解できたとしても、資料作りと各種申請書類(確定申告書、国と都の納税証明書がそれぞれ、営業許可書、賃貸契約書、履歴事項全部証明書、見積もり書、本人確認書、誓約書、・・・。

同じ協力金だとしても、月ごとの申請にそれぞれ必要になってくる。
(えーっと、これは申請してたっけ?まだだっけ?)
と確認することしばしば。
パソコンに協力金、助成金のファイルをしまっているフォルダーも増えた。
『コロナ特別融資』『東京都協力金』『感染拡大防止』・・・
そしてその大枠の中にフォルダーが平均して4~5個作った。
これだけあると頭の中で整理キャパを遙かに超えている。

それでも、今現在のたった一つの生命線だから、・・・・・。
なんだかなぁ・・・何か、違うよな。世の中全部。

ワクチン接種が進むという意味

東京の感染者数が2800人を超えた。
かなりセンセーショナルな数値だ。
記者団にこの数値の説明を求められて東京都は
「以前とは違い、医療体制も整い、ワクチン接種も進んだ。死者が急増することはない。いたずらに不安をあおるはやめていただきたい。」
と説明し、過剰報道に釘を刺した。

こういう発言が欲しい。政治家からも欲しい。
ワクチン接種がすすむということは重症者が増えないことことなのだ。
つまりコロナはすでに単なる「風邪」になりさがっているのだ。

ワクチンを意識的に接種しない方もいる。
この方たちはコロナのリスクより別なリスクを感じたからであり、この方たちの自己責任でワクチン接種を否定されている。
そういう方たちを差し引いていけば、ワクチン接種はほぼほぼ行き渡るのは時間の問題だと思う。

そろそろコロナの終幕を考える時期に来ていると思う。
さあ、政治家の出番だよ。
言葉という力を発揮すべき出番だよ。
間違っても酒屋や金融機関に圧力を加える言葉ではなく、覚悟を決めて
「コロナ終息」もしくは終息に向けての準備を訴えて欲しい。
そういう言葉を発するのは、きっと勇気が要る。
でも、ここしか政治家の出番はない。

ワクチン接種が進むという意味を、明るさがあふれる意味あいを含めて話して欲しい。
そしてマスコミメディアも、不安をあおる報道は終わりにして欲しい。
でないとテレビ離れはもっともっと進むよ。

最低賃金

最低賃金の引き上げ。
コロナ禍が収まらず、酒類販売停止や金融機関への圧力などを世間の批判に遭って、即座に撤回。
間を置かず最低賃金の引き上げが発表になった。

このタイミングで何故?
正直な感想だ。
みんな疲弊しきっているはずだ・・・経営者は。
特に飲食店経営者・・・・。
コロナ禍でパートを減らした。
社員も時短でお願いしている。
普通に考えて、給料を払えないからだ。

他の職業に比べて飲食店の時給は低い。最低賃金に近い。
お店によっては法令違反を承知で最低賃金以下で雇うところもある。

賃金は上げたいのだ。
社員の喜ぶ顔を見たいから。
社長の矜持でもあるのだ。
社員が力をすすんで発揮できる環境でないと、会社が伸びていかないことをなにより知っているのが経営者だからだ。

でも、今は会社の存続が最優先課題だ。
今は勤務時間を短縮してでも、休みが多くなったとしても、会社存続が先なのだ。
会社が残れば、雇用数も雇用時間も増やせる。

我慢しろ、我慢しろ、とお願いされ、なるべくそれに添う様にしているつもりなのだが、経営者の力を削いでいく。
まるで国が、足払いし、後ろ髪を引き、通せんぼし、と「溺れる犬をたたく」真似をする。

お客様と話しをするのが好きだから。
お客様の喜ぶ顔を見るのが好きだから。
飲食の仕事が好きだ。
接客の仕事が好きだ。
一度たりとも後悔したことはない。
そんな喜びを飲食に携わる若者たちに伝えたい。
飲食の、接客の仕事に少しでも長く携わって貰いたい。
だから給与を少しでも多く出して上げたい。
仕事の成果を金銭として評価したいから。

最低賃金に近い給与だけど、お願いだから、もう少し辛抱してくれよ。

4度目の緊急事態宣言

これはダメだ。
これはもうアカン。

すぐさまメールを送った。
送った相手は、新宿区選出の区議と国会議員。

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政治家のお一人として訴えます。
あす4回目の「緊急事態宣言」が発令されます。
禁酒令伴いますね。
令を守るお店も少ないなら、守るお客様も少ないと思います。
要は国は国民に罪人を作るつもりです。
馬鹿な一等国に成り下がってます、日本は。
万単位で発症者が出た欧米は通常が戻りつつあるのに、ナンタルチア!
ワクチンを、多大な金額を使って購い、なりふりかまわぬ接種状況を作りながら、稚拙な宣言をかます。
政治家の言葉を信用しなくなり、緊急事態を鼻先であざ笑ってます、国民も外国も。
「緊急事態宣言」でなく「飲食店ぶっつぶれろ宣言」と名前を変えたらどうですかね。
発令したのが、自民党ということです。
難しい選択だとは思いますが、今秋の衆院選、都議選以上に厳しい戦いですし、なにより国が間違いなく衰退します。
馬鹿の極みです。

『諸外国と比べて日本は感染者数、死者数、ともに圧倒的に少ないのです。結果を出しています。国民の皆様のおかげです。
ご不幸に見舞われた方が多々いらっしゃり、残念至極の極みですが、今、われわれに考えなければならない優先順位は、これからの日本です。残った多数の方の未来です。 ここから自民党は踏ん張ります。』

このくらいのセリフが言えませんかね。
二階さんなんて、どう見ても善人面じゃないんだから、ここは悪役顔で、野党やマスコミの野次を一手に引き受けて議員辞職する。
このほうが小池百合子都知事よりもてはやされると思いますがね。
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最後のフレーズは余計だが、今回の緊急事態宣言は結果を想像するだけで、腹が立つし、虚しさが募るし、情けなくて仕方ない。

ウエストがくびれた女は、男心をお見通し

今読んでいる本のタイトルだ。
タイトルから想像する様な内容では全くない。
作者は竹内久美子。
動物行動学研究家という肩書きを持っている方だ。
男と女の関係を、男という動物、女という動物の視点で捉える。
本の内容の見出しだけでも興味を引く。
・イクメンは没落する
・ウイルスは人間の性行動を自在に操る
・コロナ禍の不安が出産ラッシュにつながる
・タマはわかった、ではサオはどうなのだ
・美男美女は健康で長生きするという酷い現実
・世界一の母乳で育った日本の子供たち

卑猥そうなタイトルもあるが、内容はまったく違う。
そして何より説得力がある。
日々の妻の行動や、時折怒ったり泣いたりする行動が、すーっと腑に落ちる。
読むことによって、妻に対する理解がちょっと進み、イライラさせてくれる言葉や行動に我慢が前よりもできる様になった。
一読をオススメする。

コロナの爪痕

知人がランチにやってきた。
推定70代半ば位の方で、.クリーニング店を8店舗経営されている方だ。
「久しぶりですねぇ。お元気でしたか?」
「入院してたんだよ。弁膜症で。」
「心臓ですか?」
「半年、病院から抜け出せなかった。疲れたね。」

経営者がいなくても稼働する会社だったので、ゆっくりできたのかな、と会社のことも聞いてみた。そしてコロナ禍など影響を受けない職種だと思っていた。
リモートワークなどサラリーマンが出社しないために軽いシャツものの需要が激減したそうだ。
話しを聞いて納得した。

さらに話しは続き、後継者問題に移った。
「息子さんとか、後を継ぐ方いらっしゃらないんですか?」
「いないよ。」
ポツッと一言。
「今クリーニングの全8店舗の買い主を探しているんだよ。一店舗500万円として、全部で4000万円。」
「見つかりそうですか?」
「いないねぇ。」

私よりも高齢だが、悩みの本質は私も同じだ。
新聞はコロナでも景気が上がって企業のことも紹介しているが、少なくともこの近隣の、そして小さな企業に、好況の話しはない。
身につまされる。

14時近くになり、ランチ数はまだ20名に達しない。コロナ前の三分の一以下だ。
蔓延防止期間は延長になりそうだし、梅雨の湿った空気があたりをさらに重たくさせている。

大玉スイカ

今年もスイカが来た。
大玉のスイカ2個だ。

ほぼ1ヶ月に一回鶴瓶さんから依頼されてチマキを配達した先があった。
毎回30個ほどで、鶴瓶さんからの依頼では少ない個数の部類だった。
配達先は東京タワー近く、ビルの8階だった。
発泡スチロールに入れて持って行くのだが、毎回初老の男性がいた。

「チマキをお持ちいたしました。鶴瓶師匠からの差入れです。」
「あ、ご苦労様。そこへ置いていってください。」
毎回、だいたいこういう会話を続けてチマキを置いていった。

そんな繰り返しがあった数ヶ月後。
その初老の男性が
「あなたに私の名刺を渡しときましょう。」
「ありがとうございます。」
何度も顔を合わせて旧知の間柄になっていた様な感を抱いていたのだが、あらためての挨拶だった。
渡された名刺には
「バーニングプロ」併記して「福家書店」社長と肩書きがあった。
芸能界音痴の私はバーニングプロの存在を知らなかったが、本好きの私は福家書店社長の肩書きを見て嬉しくなり
「ありがとうございます。」
名刺を押し頂いた。

帰りエレベーターの中で、
あ・・自分の名刺渡さなかった・・・
1階まで行ったエレベーターのスイッチを再度押し、初老の男性の元へ帰って行った。
「申し遅れました。こういう者です。」
名刺を渡した。
と、その初老の男性、私がわざわざ名刺を取りに戻ったと勘違いされた様で
「わざわざ持ってきてくださったんですか。」
近くにあった、この方への贈答品の菓子折をふたつ、私に持たせた。
「えっ?あ、ありがとうございます。」

店舗へ帰ってから従業員に今日の顛末を話す機会があった。
その従業員があきれた顔をして
「社長、バーニングプロって芸能界の大手プロダクションでそこの社長と言ったら芸能界のドンと呼ばれている人ですよ!」
あ、そう・・・

だが、この名刺交換の効果は絶大だった。
大河ドラマの発表会にチマキ1,000個。
昨年は残念ながらコロナ禍でチマキ受注はならなかったが、 紅白歌合戦にいたっては2年連続2,000個ずつの受注をいただいた。

そして
毎年、お中元の時期になるとこの方からスイカが届けられる。
大きくて甘いスイカだ。
このスイカが届くと、今年の紅白もチマキの注文が・・
捕らぬ狸の胸算用を・・・・早すぎるか。


都議選

いつもより絶対に静かだ。
都議候補が少ないせいだというが、いつもだったらこの医大通りにも打ち寄せる波のように、名前を連呼しながら候補者が行き交う。住宅街にまたがる医大通りは新宿区民もまた多い。
住民が聞いているかどうかはお構いなしに議員候補たちは自分たちの名前を連呼する。

公示があって5日経った。記憶にある限り自民、公明の候補3名がそれぞれ1回ずつ、都民ファーストだけが3回やってきた。
公示前にも自民や公明党はちょくちょく地域のこと、コロナの状況などを尋ね、商店会や商売に役立つ助成金情報などを教えてくれた。
都民ファーストだけが選挙前だけしか来ていない。

けっして小池都知事だけが悪いのではないのだろうが、ここまで飲食店を追い込んだツケは大きい。切り捨てられた様な飲食関係は飲食店だけに留まらず、酒屋、八百屋など多方面にわたる。
この痛みをどれほど分かっているのだろうか。
もっと下々の世界の情報収集しても罰は当たらないと思う。
本音は、選挙の様な「困った」「票が欲しい」時だけ来るな!

商店会のネットワークがある。こういう使い方をするのは妥当でないかも知れないが、公示の三日前にあった商店会執行部会には自民、公民の二人の議員を呼んだ。いずれも今回の都議候補だ。
そしてやはりこのネットワークを通じて、両議員への感謝は伝えた。実際に商店会について働いてくれたからだ。

比して都民ファースト、いただけない。
都民ファーストの街宣車が通った後に水をまいた。
「都民ファースト」いう名の「小池ファースト」。
商店会長という立場上えこひいきや鮮明な立場をなかなか取れないが、小池さんへのせめてもの腹いせだ。

今度の日曜日、7月4日。都議会議員選挙の投票日までもう少し。

ワクチン接種とオネショ

昨日コロナワクチン接種した。

65歳以上であり、基礎疾患のある私にはだいぶ前に接種券が届いていた。
が、打とうか打つまいか決めかねていた。どちらかというと打たなくても良いかな程度の気持ちしかなかった。

5歳年下の妻にも接種件が届いた。
「ねぇ、いつ打ちに行くの?」
「えっ、いつって?」
「私の接種件が届くのを待っていたんじゃないの、一緒に行くつもりで?」
えっ?
私を見ながらがっかりした顔で
「なんだ、待ってたんじゃないんだ・・・」

彼女の両親は山形の米沢で健在に過ごしているが、両方ともに齢は92歳のはずだ。
その両親のところへ行きたかったのらしかったのだが、コロナ禍もあって行けずにいた。
ワクチン接種が済めば、両親の様子を見に山形へ帰れると考えていた様だった。
ワクチン接種にはほとんど興味はなかったのだが、妻のその思いにほだされる結果になった。

接種は待ち時間を入れても30分ほどで終わった。
先生に
「お酒大丈夫ですか?お風呂は?」
「シャワー程度は大丈夫ですが、お酒は絶対ダメです。今日は我慢してください。」
やっぱり・・・・。

注射打った場所が先生の言ったとおり筋肉痛がおきた。痛い。
夜にもなるとその痛さが全身に周り、クターッとなった。
プールに行って1000メートルほど泳いだ疲労感だ。
22時にもなるとだるくて、眠りについてしまった。

深夜3時頃、小便を催し目が覚める。
起きた。起き上がった。
股間を中心としてヒヤーッとする。
えっ、この感覚、もしかして・・・・。
オネショだ。

数年前に前立腺ガンを患いその前立腺を摘除。ガンは治癒したが後遺症として尿障害が残った。おしっこの調整がうまくできないのだ。しかし寝ているときと座っているときは健常人と同じだ。立っているときや歩いているときに尿のコントロールがうまくいかない場合がある。
だから普段はおむつを着用している。
もう数年経って、やり方やギリギリの限界は分かっているつもりだった。

アチャー!
おむつの容量を超えてたようだ。
この段階まで気がつかずに、コロナワクチンの疲労で寝入ってしまっていたのだ。
下着を交換して、再び就寝。

朝。
「ねぇ、なんで(洗濯する)下着が二つもあるの?」
「えっ、濡れてる、これ!」
騒ぐな!大声出すな!
「何で濡れてるの? まさかオネショ?」
とたんに妻は手にした下着を投げ捨てる。
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
子供の頃にオネショして、怒った母の顔が妻の上に重なる。
何も言えない・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・

緊急がマンボーに変わって延長

虚脱感が半端ない。
緊急事態宣言が蔓延防止にかわって6月21日~7月11日まで延長。
延長、延長、延長・・・・・。
自粛お願い、時短お願い、禁酒お願い・・・・。

もう飽きた。
もう疲れた。
もう聞き飽きた。
したり顔の小池都知事も見飽きた。

おまけに一日の協力金2万円との報。
一時期の三分の一になった。
これだけきつい思いをさせて、報いがこれだけ。
新宿三丁目や歌舞伎町は大いに賑わっている。
お酒も出てる。混み合ってる。それも深夜まで。
不公平感が限りない。
そんな思いをかみ殺し、きちんと守った報酬が2万円。
コロナ前の一日売上は15~18万円だよ。
色々経費を引いたって利益を3~5万円は確保してたんだよ。
2万円じゃ店舗が維持できるわけがない!

昨日ランチタイムが終わるころに、東京都から感染防止をしっかりやっているか監視に来た。上からの指令できたことは判るから、文句を言う方たちでないことは判るが、嫌みの一つ二つ言いたくなる。言わなかったけど・・・。
かわりに表に出しているポスターを見せた。
ポスターの下部には
「小池さん、おかげさまで閉店までのカウントダウンが始ります。」
と書いてあるのを見せた。
ご丁寧に写真を撮っていった。

お酒の提供は7時まで。入店は二人以下という。
売上なんか上がるわけない。
私がお客の立場でも、来店して間もなく閉店じゃ、そんなお店に行きたくない。
サラリーマンが定刻で退社したとして、すぐに出かけてもお店に到着する時間は5時15分くらいだよ。
そしてその短時間で、あわただしく一杯。
面白いねぇ。どうしたらこういう発想が出てくるの?
どうやって売上を確保するの?
そこから家賃を払って、給与を出して、光熱費を出して・・・・。
小池さん、カイロ大学で学んだ知識で、経営の仕方を教えてちょうだいな。